日本の未来をつくる女性たち
今回の衆議院選挙では、過去最多の314人の女性が立候補し、特に注目されているのが東京8区です。ここでは候補者4人のうち3人が女性で、男女間の格差是正や女性の活躍に関する論戦が熱を帯びています。これは日本の政治に新たな風を吹き込む動きとして大きな意味を持っています。
立憲民主党の吉田晴美候補は、「女性の生きづらさをなくしたい」と声を張り上げ、介護や保育職員の処遇改善、選択的夫婦別姓制度の導入などを訴え、杉並区初の女性区長である岸本聡子氏も彼女の応援に駆けつけました。2021年の選挙で自民党の石原伸晃氏を破り初当選した吉田氏は、今や女性政治家の象徴的存在となり、地域に強い影響を与えています。
また、自民党からは元経産省官僚で2児の母である門寛子候補が出馬し、「自民党内から日本を変えたい」と強い意志を示しました。さらに、日本維新の会からは元市議の南北ちとせ候補が、全ての人が活躍できる社会を目指し立候補しています。
この選挙戦を目の当たりにした若い有権者も「女性候補に新たな期待感がある」「政策の内容を見てしっかり選びたい」といった前向きな意見を口にしています。東京8区の選挙戦は、女性の政治参加が当たり前になる日本の未来を象徴するものとして大きな希望を感じさせます。