令和のガンダム「水星の魔女」を初心者にオススメする理由としない理由

ついに2023年1月8日に、「水星の魔女」の1クールが終了した。株を上げてきたグウェル先輩の発狂、まさかのトマトED、11話で和解したスレッタとミオリネのまさかの展開で1クールが終わる。たった1話前まで、あんなに一緒だったのに。

ガンダムっていっぱいあるけどオススメどれなの? と聞かれて答えに窮した方がたくさんいるだろう。「やはり初代」「Zこそ至高」「ZZはアニメじゃない」「Vで入り耐性をつけろ」「Wは」「∀こそ」

そんな方にもカッコいいロボットがヌルヌル動き、かつ登場人物も明快で分かりやすい今作「水星の魔女」がおすすめできる。
もちろん深くのめり込むこともできるが、MS戦闘はただカッコいい機体の戦いに胸がワクワクするし、エアリアルの戦い方もキレイで飽きがこない。
初心者向けガンダムだ、と僕は感じた。
それが初心者におすすめする理由。

そして初心者におすすめしない理由は、「これがガンダムだから」だ。
1クールで怒涛のように訪れる戸惑いの奔流、「何これ、みんなどうなっちゃうの?! 私の好きなグウェル先輩返してよ!」

はい、返しませーん(?)

ガンダムファンは12話を見て「ようやくガンダムが始まったか」とほくそ笑んだのである。11話までは準備運動のようなもので、ガンダムに乗ったナニカ。百合要素の強いロボットアニメである。僕も「あーなるほど。ガンダムをGUND-ARMとすることで、今までのガンダムとは一線を画すことを伝えたいのかぁ」なんてことを思っていた。
12話からガンダムが始まる。つまり戦争と理不尽。銃弾。そして殺戮。支配と反乱。アーシアンとの対立(これはあったか)。

つまり、見てくれをよくして、とっかかりやすいだけで、これは紛れもなくドロドロとした人間の怨念渦巻くガンダムだ。
だから、入りやすい部分から入ってしまうと「ガンダムって何だかひどい作品。 こんなにキャラクタに感情移入させたのに殺すなんて!(まだあまり死んでいない)」という気分になるのではないか。
OPにでてくるスレッタとミオリネが手を取り合って微笑みながら走るシーンなんか、本編でどこにもないやんけ! となるかもしれない(ガンダムファンもそう思っています)
そのあたり、他ガンダムでは最初から「戦争」や「対立」を提示してきて、裏切られた感が少ないだろう。

以上が僕が初心者に水星の魔女をおススメする理由と、オススメしない理由でした。
とにかくスレミオは正義なので、スレミオが見たい人は11話まで見よう!
2クールが始まってから12話を見よう。

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