#117 応援してもらえた。
僕には変な友人がいます。自他ともに認める変な友人です。僕は彼が大好きなんですが、そんな彼から嬉しいプレゼントが届いたので記事にしてみます。
彼は行動力が化け物級で、僕は到底及ばないほどの頑張り屋さんです。同世代でガツガツ刺激を送り込んでくれる存在が多くなかったので、僕にとって彼は超ド級のレアキャラです。最高の起爆剤です。
そんな彼との最初の会話は今でも鮮明に覚えています。
watch me.
そう書かれた同級生のバックプリントを見て
「うっちー(Owlのリアルなあだ名)、これなんて読むの?」
そう聞いてきました。
言い忘れていましたが彼との出会いは大学生の時です。
そう。大学生です。
戸惑いました。英語で言ったら初歩中の初歩。そんなのもわからずに入学してきたのか。正直そう思いました。
「わ、私を見て...じゃないかな。」
戸惑いつつもそう答えた僕はめっちゃ警戒していました。
そんな英語力の彼は突然、大学1年の春休みにカンボジアでボランティアに行ったんです。あの英語力で。その事実を知ったのは彼が帰ってきてからでした。あまりの衝撃で唖然としました。
そうこうしているうちに大学2年の春になり、僕も同じボランティアに参加することにしました。そのとき彼も一緒でした。そのときのボランティアはカンボジア、シンガポール、タイの3カ国をめぐる旅でした。
タイではホームステイをすると言って、メンバーが2、3人でおのおのホストファミリーに割り当てられました。僕はというと。彼と2人でした。
あの英語力の彼と海外で2人になってホームステイ。僕がなんとかしなきゃと考え込んでいたのを覚えています。
迎えてくれたのはアメリカ人の旦那さんとタイ人の奥さんの夫婦で、子供がお兄ちゃん(9歳)、弟(6歳)、妹(3歳)の3人いました。
僕が頑張らなきゃと意気込んだ割に、全然理解できない会話でノックアウトされた僕に対して、彼は圧倒的な行動力を発揮していました。
笑顔とOK,YES,NOと日本語で子供たちと会話しに行ったのです。臆することなく。
もちろん会話はある程度しか成立していませんでしたが、そんなことなんて気にならないほどに子供たちと打ち解けていました。
そんな彼は言い放ちました。
「ここ(胸を2回打つ)がありゃなんとかなんのよぉ!」
かっけえぇ...。
僕は頭でっかちになって自分で自分の足を引っ張っていましたが、彼は知識よりハートで人が繋がっていくことを知っていました。
ボランティアでは濃い時間を過ごし、自分史に全体残る1ページを刻みました。
その後も定期的にお互いの近況と将来の展望について語り合って、高めあっていける存在となりました。
僕の現状も彼は知っていて、その上で応援してくれています。
前々から紅茶についての連載をしたいと話していたところ、最近になって紅茶の研究のためと軍資金を送ってくれました。
応援されています。嬉しい。それとともに責任も生まれます。
彼のおかげでまた新しい茶葉を購入しました。かなりおいしい。まじでありがとう。
やります。
「TeaPot.」始めます。