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未来人 ー香川の未来がそこにあるー

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香川県の未来を切り拓く「人」に焦点をあて、取材しています。 各人が語る「理想の街」から、まちづくりのヒントを探る企画です。 創刊45年、発行部数46,000部のタウン情報誌「ナイ…
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#多様性

歩み方は人それぞれ 多様性が社会を強く

「多様性」はSDGs(持続可能な開発目標)を実現するうえでキーワードとされる。それぞれの多様性を認め、一人ひとりが自分らしく生きられる社会にするために、政府や企業、そして個人が取り組みを進める。 今月の未来人に招いたのは、自分に正直に生きる二人の女性。ビジネスコーチングやファシリテーションが専門の株式会社ONDO(高松市)代表の谷益美さん。香川県に特化した総合求人サイトを運営する株式会社しごとマルシェ(観音寺市)代表の飯原美保さんだ。 谷さんは、建材商社、IT企業の営業職

街に居場所と出番を にぎわう丸亀市へ

丸亀市は、香川県の海岸線側の中央部に位置し、約11万人が暮らす。古くから海上交通の要衝として、物資の集散や金刀比羅宮(こんぴらさん)の参道口として大いににぎわった。扇の勾配と呼ばれる美しい石垣を誇る丸亀城が市のシンボル。 その丸亀で官民連携のまちづくりをけん引しているのが、まちづくり会社HYAKUSYO代表の湯川致光さんだ。香川県職員時代から個人活動で丸亀に関与。通町商店街の活性化プロジェクトや今ある資産を活用して地域の課題解決を目指す「リノベーションまちづくり」を仕掛けた