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Ⅶ-#6 カリキュラムの評価と改善(1)

 他のカリキュラムと同様、プリズムカリキュラムにおいてもカリキュラム評価は不可欠です。

教育活動を進めながらその進捗をチェックすると同時に、計画の策定・実施から評価・改善に至るマネジメントサイクルを適切に稼働させないと、活動はやがて形骸化していくであろうことは、プリズムカリキュラムについても同様です。

 評価のためには、児童生徒の作品やアンケート、地域や保護者の声なども参考にできますが、活動全体を俯瞰して見直すためには教員のリーダーシップが不可欠です。
 教員による評価のあり方は様々な形が考えられますが、一つのたたき台とするために、アンケートの一例を次に挙げてみます。

教員アンケート(例)

 
①   (内容)プログラム実施のために実際にどのくらいの時間を費やしましたか?教育課程内・課程外・準備、それぞれにチェックしてみましょう。(資料があれば省略可)

②   (学力)このプログラム全般を通して、児童生徒はどのような力をつけることができたと考えますか?思いつくままに挙げてみましょう。

③   (学習の発展性)この学びは、今後の教育活動(各教科・キャリア教育・進路指導等)の中で、どのように活かすことができるでしょうか?思いつくままに挙げてみましょう。

④   (他活動への影響)このプログラムの実施は地域社会との協働・保護者との協力関係・学校経営の充実にどのような影響を与えるでしょうか?思いつくままに挙げてみましょう。

⑤   (次年度への動機づけ)このプログラムを実施してみて、児童生徒、教員、地域と保護者はそれぞれどのような点で「もっとやりたい」または「気乗りがしない」と感じているでしょうか?次の表の各欄を埋めてみましょう。

次回はこうした評価を使ってどのように改善につなげていくかについて述べます。