ミニログの建築(1)
時は日本がバブルにまだ沸いていた頃、亡き父が定年を前に第二の人生を夢見て購入したのが長野県山中のとある別荘地だった。
その後夢を叶えるまもなく父は他界、兵庫県の大学に就職し、晴れて給料取りとなった私は、自分の力で家を建てみようと思い立った。ログハウス関係のの雑誌を見てみると小さなものならキットになっていて案外簡単そうだ。ちょうど2000年のこと。
---さて、チャレンジスタート!!!---
行ってみると草が私の背丈よりも高く生い茂った傾斜地、まさにただの山。今では考えられませんが、こんなところが売られていたのがバブル期。今では考えられない。
とり合えずスコップで平地をつくってブルーシートを引いて幕営。
友人から借りた草刈り機で草を刈って、まずは基礎を設置。基礎は傾斜地なのでタテに穴を掘って、割石を入れ、そこに使用済みの枕木を買ってきて建てた。そこに根太(基礎の上に乗る土台木)を載せてボルトで固定。穴の位置も大体で、正確に垂直を出すこともしなかったので、どの基礎柱も微妙に斜めになっているが、細かいことは気にしない(^_^)
今思えばこのやり方は大正解、当初は10年も持てばと考えていたのですが、20年以上が経った現在でも枕木は腐食することもなく、しっかりと家を支えている。