#6 注目される「関係人口」
変化することを一切拒むなら人は死ぬしかない。それはコミュニティも同じことで変化する環境の中で少しずつ変わっているからこそ生き続けることができる。
けれどもできるだけ伝統を守りゆっくりと変化しよういようとするのか、それとも新しい時代に乗り遅れまいと流行に身を任せるのか、変化するにしてもどのように変化したらいいのか・・・地域に望む姿は人それぞれだから難しい。
いつまでも昔のままでいようとすれば、日本の多くの他方部では人口は減少し高齢化して活気を失っていくしかない。かといって大きな決断をして企業誘致等に乗り出せば、昔の姿に戻ることは難しくなる。
そうした大きな決断の前できることがある。少しずつ新たな人や呼び込み、訪れる人も受け入れる地域の側も、お互いの相性を試してみることだ。
「関係人口」というキーワードか近年注目を浴びている。「関係人口」とは、観光などで訪れるだけではなく、かといって意を決して移住するわけでもなく、少しずつ関係を暖めながら、家庭でも職場でもない第三の居場所(サードプレイス)として地域が位置づいていったらきっと人も地域も元気になるのではないか、という発想だ。
ちなみに↓の本はある地域シンポで一緒になった石山さんのご著書(参考までに)
ところがこれはそう容易いことではない・・・(次回に続く)