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#4 兼業の一人会社に何ができる?

大きな収益源があるわけでもないのに会社設立なんてめんどくさいことするのはどうして?と聞かれることがあります。

もちろん、一人で、兼業で行う会社には時間的にも、資金の面でも限界があります。加えて国立大学の教員は税金から給与をいただいている準公務員、許可される事業内容にも制約があります。

しかしたとえ小くとも会社にしかできず、会社としてやりたいことが自分にはあります。

それは経済活動の一環としてビジョンを創ること、人を繋ぐこと、そして提案することです。特に個人事業では難しいのが「提案すること」です。

例えば、「お互いにこう協力し合ったらもっと皆が豊かになる」、「こうすればもっと地域は住みやすくなる」といったアイデアがあったとします。もちろんこれを企業や官公庁に対しても、消費者の声やパブコメのカタチで出すことはできます。

しかしそれはあくまでも責任の伴わないかたちでの提案、「アイデアを出すので皆さんどうぞやってください」というメッセージにしかなりません。自分も覚悟ができず、相手にも「自分はやらない人の意見」としてしか聞いてもらえません。

だから責任をもって提案するためには法人として社会参加していた方がやはり有利です。

個人と企業とが対等に連携して事業を行うということはあまり考えられませんが、会社を作っておけば規模が何万倍違おうと一法人は一法人です。そこに制度の敷居はありません。

法人であれば(額はわずかであっても)事業に出資することもできるし、団体の企業会員になったりイベントの後援や協賛をすることも、またしてもらうことも(まだやったことはありませんが)可能になるはずです。

私が今特に関心を持っているのが、少子化で学校が統合になったときの学校跡地活用と地域コミュニティの活性化です。ある程度方向性が出てきたらこちらに記事を掲載します。ご関心の方は楽しみにしていてくださいね。