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方向感がない中、好調な米経済指標を受けドル円底堅い。
【1/19相場概況】
東京時間、ドル円は128.85円で始まると128.88円の高値を付けた後、日銀の金融政策修正に対する思惑が根強い中、127.76円まで下押し。欧州時間、米10年債利回りの上昇を受け128円台を回復。NY時間、米フィリー指数など、この日発表の米経済指標が概ね堅調だったことや米10年債利回りの上昇などを受け、ドル円は128.81円まで上昇。
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【1/20相場観】
消化不良ではあるが、日銀金融政策決定会合というビックイベントを通過し、一旦材料出尽くし感で小動き。日銀の金融政策修正の思惑があるが、大きな仕掛けはなかった。本日は注目される経済イベントもなく、小動きの可能性が高そうだが、バイアスは下向きのままなので下割れリスクに警戒。
フィボナッチで、102.59円-151.94円から下振れ計測をしてみると、現在が50%(127.26円)レベルとなっており、この下に昨年5/24の安値126.36円、61.8%(121.44円)がある。大きな売り要因が発生すると、目標値になるのではないか。
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20230120 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保