1月米雇用統計好調で、FRBの早期利上げ停止期待後退。ドル円131円台まで上昇。
【2/3相場概況】
東京・欧州時間、ドル円は、米雇用統計を控え128円台で小動き。NY時間、米労働省が発表した1月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比51.7万人増と予想の18.5万人増を上回り・失業率が3.4%と予想の3.6%と改善・平均時給が4.4%と予想4.3%を上振れるなど、強い数値となると、FRBが早期に利上げを停止するとの期待が後退。米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。1月米ISM非製造業指数が55.2と予想の50.4を上回ったことなどもあり、ドル円は132.20円まで上昇。
【2/6相場観】
米国雇用統計は、事前のADPなどが下振れしていた事からマーケットは若干ネガティブ予想だっただけに、ポジティブサプライズとなった。これで、米国の利上げ終了時期が先送りされたという思惑でドル円は131円台で週末を終えた。そして、週が明けて月曜、日経新聞が「日銀次期総裁、雨宮副総裁に打診。政府・与党が最終調整」とのニュースで、日銀の金融緩和が継続されるのではないかとの思惑で132円台スタート。
日足一目均衡表では、②遅行線>26期間前チャート→好転となり、「三役逆転」が解消。そして、基準線と転換線が接近しており、流れがかわるかもしれない。
下値の目途は、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら
20230206 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?