パウエル議長のタカ派発言期待で買い先行となるが、金融政策に関する発言はなくドル円は失速。
【1/10相場概況】
東京時間、ゴトー日の仲値前に実需の売り観測があり131.38円まで下落。
その後は131円台後半で推移。欧州時間、「パウエルFRB議長はリクスバンク主催のイベントで、タカ派的な姿勢を示すのではないか」との思惑や米長期金利の上昇などで、買いが先行しドル円は132.47円まで上昇。NY時間、パウエルFRB議長は経済や金融政策について言及しなかったと伝わると、ドル売りが優勢となり、ドル円は131.70円台まで下落。その後は、米10年債利回りの上昇を受け132円台を回復。
【1/11相場観】
パウエルFRB議長は、イベントでの発言で経済や金融政策に関する発言はなかった。事前にタカ派発言が飛び出すのではないかという期待で買いが先行となるが、すぐさま撤退となった。とりあえず、大きな波風はなかった。次は明日の米国消費者物価指数(CPI)である。12月の発表では6.9円下落となったので、暫くは大注目。
日足一目均衡表でみると、三役逆転で強い売りシグナル発生中。
1/6は、200日単純移動平均線に接近するが失速。
日足ベースでは、まだ下向き。
※上下の目標値はTwitterで随時配信
20230111 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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