日銀金融政策修正の思惑にFRB利上げペース鈍化で、ドル円127円台半ば。
【1/13相場概況】
東京時間、日銀の政策修正や米利上げペース鈍化への思惑を背景にした円買い・ドル売りが先行し、ドル円は128.66円まで下落。その後は129円を挟む小動き。欧州時間、ドル円は軟調となり128円台前半まで下落。NY時間、日米の金融政策によるドル売り・円買いの思惑が高まる中、NYダウ平均の下落によるリスク回避の円買いも加わり、ドル円は127.45円まで下落。米ミシガン大学の1年先の期待インフレ率が4.0%と予想の4.3%を下回り2021年4月以来の低水準となったことなどもあり、買戻しも限定的となった。
【1/16相場観】
日銀の政策修正や米利上げペース鈍化への思惑で127円台。今週18日には日銀金融政策決定会合があるが、ドル円が売られやすい状態は継続。
月足一目均衡表でみると、三役好転中ではあるが、転換線を割り込んで基準線127.26円手前で止まっている。このレベルは、21年1月のドル円上昇の基調となる102.59円円から151.94円の上昇に対する50%押し(127.26円)と重複している。18日のBOJで、どちらに振れるか、大きな分岐点となる。
20230116 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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