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ドル円、米要人ハト派発言で136円割れ。

【3/3相場概況】

東京時間、ドル円は136.75円で始まると、週末のポジション調整の動きとなり136円台前半で推移。欧州時間、タカ派のボスティック米アトランタ連銀総裁が前日に「FOMCでは0.25%の利上げを支持」と述べたことで、0.50%の大幅利上げ観測が後退。米長期金利の低下とともにドル売りが先行し、ドル円は135.80円近辺まで下落。NY時間、2月米ISM非製造業指数が55.1と予想の54.5を上回ると、136.42円付近まで反発。しかし、引けにかけてはポジション調整の売りなどが入り135.74円まで売り込まれた

【3/6相場観】

ポジション調整の中、FOMCメンバーのハト派発言をきっかけに136円割れ。少々売られ過ぎの感はある。週明けは135円台後半で様子見。欧州勢が売りで参入した場合は、もう一段の安値もありそうだが、あくまで調整の範囲と予測する。今週は週末に黒田総裁最後の日銀金融政策決定会合と米国雇用統計があり、そこまでは調整の動きとなるのではないか。
 
週足一目均衡表でみると、転換線<基準線で逆転だが、転換線が上昇に転じてきているので反発の兆しがうかがえる。しかし、40週SMA(単純移動平均線)(200日SMAを5で割ったもの)を超えられず失速。目先にある雲に突入するか、サポートとして好転を維持できるかがポイントとなりそう。

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20230306 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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