ドル円は、米財務長官指名で下落となるが米感謝祭を控えレンジ内での推移。

【11/25相場概況】

東京時間、ドル円は、トランプ次期米大統領が、次期財務長官に財政規律を重視するスコット・ベッセント氏を指名したことを受けて、週明け早朝は下に窓を開けてスタート。時間外の米10年債利回りが低下したこともあり、ドル円は153.54円まで下落。しかし、ベッセント氏がインタビューで「優先事項はトランプ大統領のさまざまな減税公約を実行することだ」「ドルの準備通貨としての世界での地位を維持する」などと発言したことで、ドル円は一時154.51円まで買い戻された。欧州時間、ドル円は154.71円まで上昇。しかし、ベッセント氏は財政規律を重視している事から、トランプ次期政権の政策で財政赤字が急拡大するとの過度な懸念が後退し、米長期金利が急低下。米金利低下に伴う円買い・ドル売りが入ると一時153.62円まで下落。NY時間、ドル円は、買戻しが入るが、米感謝祭ウイークで流動性が低下し方向性が無く、154円台前半でクローズをむかえた。