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ドル円、好調米経済指標・米10年債利回り上昇を受け、一時137円台。

【3/2相場概況】

東京時間、ドル円は136.13円で始まると、時間外の米10年債利回りの上昇を受け136.70円まで上昇。欧州時間、ドル円は堅調。米10年債利回りの上昇を受け136.87円まで上昇。NY時間、10-12月期米単位労働コスト改定値が前期比年率3.2%と予想の1.6%を上回り、前週分の米新規失業保険申請件数が19.0万件と予想の19.5万件を下回ると、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。一時137.10円と昨年12月20日以来の高値を更新。その後は利食い売りなどで調整が入り、136.75円でクローズをむかえた。

【3/3相場観】

米10年債利回りが4%台というのもすごいが、米国の雇用指数が高く、インフレの高止まり感が強い。一部の外銀レポートでは米国のターミナルレート(利上げ最終到達レート)が引きあがるとの声も聞かれる。昨年10月の151.94円からの急落が記憶に残り、少々怖い感じもするが、天井を警戒しつつ、上攻めが優勢とみる。
 
日足一目均衡表でみると、「三役好転」(強い買いシグナル発生中)。雲を構成している補助線である先行1・先行2が、雲のネジレである3/30・31ごろまで右肩下がり。それに対し、遅行線・転換線・基準線は右肩上がり。この5本の補助線のバランスが変化するまでは上昇トレンド継続と判断する。目先の上値目標としては、200日SMA(単純移動平均線)か。

情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら

20230303 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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