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黒田総裁講演は日銀金融政策決定会合後の会見と同じく、サプライズなし。

【12/26相場概況】


東京時間、仲値で本邦実需の売りで132円台前半まで売り込まれたが、その後は132円台半ばで推移。黒田日銀総裁の講演は日銀金融政策決定会合後の会見と同じく「今回のYCC措置は、緩和を持続的かつ円滑に進める対応で出口の一歩では全くない」と強調。しかし、マーケットの反応は鈍かった。欧米時間は、クリスマス休暇で休場。

【12/27相場観】


警戒されていた黒田日銀総裁の講演ではサプライズはなく、「YCCの修正は緩和の出口では全くない」と強調しているが、さすがにがに、任期中は方針変更という言葉はないのではないか。

テクニカル的に反発をフィボナッチで計測してみると、日銀ショックの下げ幅に対し戻り50%で134.01円、61.8%で134.83円となっていて、戻り基調であれば135円台の突破は必須。

今年も、残すところ本日入れて4日。大事件でも起きない限りは、現在レンジをブレイクすることはなさそうだ。

※上下の目標値はTwitterで随時配信

2022/12/27 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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