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【俳句】寒中8句

寒といふはこれのことかと今更に

窓の霜とけて青空ひろきかな

悴む手なぜに南瓜を選びしか

指先を他人と思ふ大寒波

手袋や家よりぬくき救ひ主

寒の風芳一ねらふ怨霊や 

五階まで外套のまま息切らす

寒波来て昼はうどんの湯気浴びに

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