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Terra Incognita=未開の大地  書くことでいつかTerra Incogn…

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Terra Incognita=未開の大地  書くことでいつかTerra Incognitaに辿り着くだろうか 子どもは5人、猫は4匹、旦那はひとり 占星術、タロット、禅のお話が好き

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    春分から始まる 占星術年間鑑定書2024

    2024春分から始まる占星術鑑定書です。 春分、夏至、秋分、冬至 四季図と呼ばれるホロスコープからは一般的な全体に向けてのメッセージを 個人の出生のホロスコープと四季図を合わせたものからは、ご依頼いただいた方へより詳しいメッセージを記しています。 鑑定書はデータでお送りしていますが、郵送でもお送りできます。 郵送がご希望の場合は備考欄へその旨お知らせください。 鑑定には出生日時、出生場所を備考欄へ入力してください。出生時間がわからない場合も備考欄へご記入お願いします。 *売上金の20%は能登の震災の義援金にさせていただきます。寄付先は輪島市か珠洲市にする予定です。
    10,000円
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    送料無料☆タロットミニ鑑定

    Instagramで人気のタロットにミニ鑑定がBASEでもお申込みいただけるようになりました! サンプル画像のような形で鑑定結果をメールでお届けいたします。 OSHO禅タロットかWhite cat tarotを使いますが、ご指定がなければこちらで選ばせていただきます。
    2,000円
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    アクアマリンとチャロアイトのペンダント

    アクアマリンとチャロアイトのマクラメペンダントです。 名前の通り、透明度の高い海水を掬ったようなアクアマリンは心の奥底まで見渡せるような気分になります。一方でチャロアイトは優しく心を支えてくれるような石だと思います。 チャクラで表すと青は第5チャクラ 表現やコミュニケーションを司ります。 紫は第7チャクラ 直観力や創造性と言われています。 現実的なことに追われて未来に目が向きにくい人や、自分を表現したい人におすすめの組み合わせかもしれません。 アクアマリン 1.5cm チャロアイト 1cm 首紐の留め石と後守りになる部分には水晶とアメジストを合わせました。 こちらのマクラメはとても細い糸を使って編んでいます。強い力で紐を引っ張ると切れたり、石が外れることがあります。また水に濡れることでも石が外れやすくなることがあるので、お取り扱いにはご注意ください。
    7,800円
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    春分から始まる 占星術年間鑑定書2024

    2024春分から始まる占星術鑑定書です。 春分、夏至、秋分、冬至 四季図と呼ばれるホロスコープからは一般的な全体に向けてのメッセージを 個人の出生のホロスコープと四季図を合わせたものからは、ご依頼いただいた方へより詳しいメッセージを記しています。 鑑定書はデータでお送りしていますが、郵送でもお送りできます。 郵送がご希望の場合は備考欄へその旨お知らせください。 鑑定には出生日時、出生場所を備考欄へ入力してください。出生時間がわからない場合も備考欄へご記入お願いします。 *売上金の20%は能登の震災の義援金にさせていただきます。寄付先は輪島市か珠洲市にする予定です。
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    Instagramで人気のタロットにミニ鑑定がBASEでもお申込みいただけるようになりました! サンプル画像のような形で鑑定結果をメールでお届けいたします。 OSHO禅タロットかWhite cat tarotを使いますが、ご指定がなければこちらで選ばせていただきます。
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    アクアマリンとチャロアイトのペンダント

    アクアマリンとチャロアイトのマクラメペンダントです。 名前の通り、透明度の高い海水を掬ったようなアクアマリンは心の奥底まで見渡せるような気分になります。一方でチャロアイトは優しく心を支えてくれるような石だと思います。 チャクラで表すと青は第5チャクラ 表現やコミュニケーションを司ります。 紫は第7チャクラ 直観力や創造性と言われています。 現実的なことに追われて未来に目が向きにくい人や、自分を表現したい人におすすめの組み合わせかもしれません。 アクアマリン 1.5cm チャロアイト 1cm 首紐の留め石と後守りになる部分には水晶とアメジストを合わせました。 こちらのマクラメはとても細い糸を使って編んでいます。強い力で紐を引っ張ると切れたり、石が外れることがあります。また水に濡れることでも石が外れやすくなることがあるので、お取り扱いにはご注意ください。
    7,800円
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2024.10.21 『頭のよさ』の正体

 『頭のよさ』の判断基準は人によって違う。学校の勉強ができる人、機転の利く人、なんでも知っている人を賢い、頭がよいと感じる人は多いように思う。わたしはずっと賢くなりたかった。頭のよい人が好きで、若い頃は年上の先輩や上司になついた。自分の知らない世界を知っている人は魅力的に見えた。  少し前に具体抽象トレーニングという本を読んだ。頭のよさについての話だなと感じた。この本では近視眼的な視座と俯瞰的な視座を行き来することを具体と抽象を使い分けると表現している。  ネタバレになる

    • 2024.10.10 1年で一番晴れる日

      10月10日は1年で一番晴れる確率の高い日なのだと、Oさんは言った。 高校生のわたしは幼馴染の親戚が経営する居酒屋兼食堂のような店でアルバイトをしていた。カウンターが7席と小さな4人掛けのテーブルが2つしかない狭い店だった。料理はオーナーであるママが作り、わたしはカウンターの奥で洗い物をしたり、常連さんの芋焼酎のお湯割りにキュウリを入れたりしていた。コップに注いだ芋焼酎にポットのお湯をいれると独特の香りが立ち上がる。そこへ斜めに切ったキュウリを入れると香りが変わるのが不思議

      • 2024.10.9 自分を生きなおす

        長男が度々高校をさぼるので、担任から頻繁に電話がかかってくる。今日も朝から家を出たものの学校には行っておらず、昼を過ぎても帰っていない。 「しょうがない子ですねぇ。高校は義務教育ではないのでこのままでは出席日数が危うい教科があると、家庭からも本人に伝えてください」 先生の言葉にため息がこぼれた。受話器を置いて台所に向かう。 昔から嫌だと決めたらなにがなんでもやらない子だった。学校をさぼる本当の理由はわからないが、今のクラスは友人が少なく面白くないのだと言っていた。バイトも長続

        • 2024.10.4 前髪

           青い空を眺めていたらいつの間にかうつらうつらしていたようだ。教室の白いカーテンが風でなびいたらしく、どこかで鉛筆の落ちる音がして、わたしは薄く目を開き大きなあくびをした。黒板に板書をしていた国語の先生が手を止めて振り返っている。窓際に座る生徒の教科書と鉛筆が落ちたようだが、先生は何事もなかったように黒板に向き直り板書の続きを書き出した。 〈まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり〉  遠くに蝉の声を聴きながら黒板に書かれた文字をノ

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        • yuji
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          2024.9.26 デッサン

           鉛筆が紙の上を走る音が好きだった。  椅子に座り、机の上を片づけ鉛筆を削って、原稿用紙を広げる。指先で鉛筆を回しながら頬杖をついて合図を待つ。ざわついていた頭が静かになり言葉がこちらを向いたとき、鉛筆を握りなおし机に向かう。鉛筆はゆっくりと文字を描き始め、次第にスピードを上げてマス目を埋めていく。ぶつぶつと呟きながら原稿用紙を数枚書いたところで手が止まった。頭を上げて背筋を伸ばす。息を吐き、鉛筆を置いてこわばった指を曲げたり伸ばしたりする。右手中指の第一関節にできた鉛筆の跡

          2024.9.26 デッサン

          2024.9.18 中秋の名月はなぜ満月ではないのか

           夜、体育館に次男を迎えに行くとき、自転車を漕ぎながら湿気をかき分けて観る月は、雲に包まれて不思議な妖気を漂わせていた。たまに雲間から顔を覗かせる月は白く輝いて、足元に影を作るほど明るかった。  占星術を学び始めて、中秋の名月は満月でないことが不思議で仕方なかった。夜空に輝く満月はいつだって目が離せなくなるほど魅力的で、古代ヨーロッパで月の女神信仰があったことに異論を唱える人はいないのではと思ってしまう。月の神さまは満月を表してるわけではないのだけれど。話は戻って、中秋の名月

          2024.9.18 中秋の名月はなぜ満月ではないのか

          2024.8.29 向日葵のような人

           晴れた日の朝、陽の光に目を細めつつ布団を干していたら、太陽の匂いに友人兼親戚のAちゃんを思い出した。涙もろく竹で割ったようなカラッとした性格の彼女は大陸にルーツがあるからか、ある種の力強さが備わっているように思う。輪郭も足元もあやふやなわたしはそんな彼女が眩しく、時に羨ましく感じる事がある。  小さな頃から本ばかり読んで人と接することが少なかった影響か、わたしが生きる世界は常に夢から醒めたばかりのようでピントが合わない感じがしていた。夢見がちだったわけではなく、映画の余韻

          2024.8.29 向日葵のような人

          2024.8.7 選択と責任

           少し前にYouTubeで誰かが話していた。誰だったのだろうと記憶を手繰ってみるものの、全く思い出せる気配がない。  最近の若い子は選択することを嫌がるそうだ。2つの選択肢の中でどちらかを選ぶということは、どんな結果であっても未来の可能性を手にするということで、良し悪しに関わらずそこで得た結果は経験という財産になる。なのに最近の人たちは第3の選択肢「何も選ばない」を選ぶ人が多い。選択にはリスクと責任が伴う。選ぶということは片方の選択肢を捨てることで、選んだことを他人のせいには

          2024.8.7 選択と責任

          2024.7.30 モノの観方

           いつだったか文章講座の史子先生の紹介で日本語の本を読んだ。日本語というのは横並びの言葉なのだそうだ。英語はあなたとわたしが向かい合う言語、日本語は隣に立って同じものを見ている言語と説明されていたように記憶している。  なんやかんやと他の本も乱読する中で日本語人の脳という本を読んだ。日本語は他の言語と使っている脳の場所が違うそうだ。うろ覚えだが、英語が左脳を使っているとしたら、日本語は右脳を使っているらしい。他にも日本語を使って育った人は音を聴いたり感じたりするのも、他の言

          2024.7.30 モノの観方

          2024.7.4「我、これ何者ぞ」

           禅の公案(修行中に個人で取り組む禅問答のようなもの)は最終的に全ては「我、これ何者ぞ」とに辿り着くらしい。一休宗純、あの一休さんの言葉だ。  一方で禅には哲学的思考が必要なのだと聞いた。なるほどとふたつの言葉が記憶と繋がりはじめる。  自分は小学生の時から「なんのために生まれ、ここに存在しているのか」と考えていたように思う。「我、これ何者ぞ」である。禅問答は聞くのも読むのも好きだった。なにがどこが好きなのかわからないが、「ある」「ない」の向こうに答えがあるような気がしてい

          2024.7.4「我、これ何者ぞ」

          2024.6.22 墓

          今日から接心、坐禅期間がはじまった。 朝が弱いが4:50から坐りはじめた。 今日は次男のミニバスがあり、朝から出かけていたので日中は坐れず、夜は実家に寄ったため奥の部屋で老師の話の間だけ坐らせてもらった。 老師の声と言葉がふわふわと目の前を漂っているような気がした。ぼんやりと世界を眺めながら話を聞くともなく聞いていると「阿頼耶識の底には墓がある」という言葉が飛び込んできた。 老師の言葉ではない。老師は別のことをお話しされている。 わたしの思考は阿頼耶識に向かう。未熟なわたし

          2024.6.21 女性性とGAMAN

           先日YouTubeで男性の方が「これからは女性性の時代ですよ」と話していた。10年ほど前の動画だった。大阪弁の男性は続けて「女性っていうのは、とても我慢強い。僕ら鍛えてますけど、出産とか男がやったら失神しまっせ」「男の質と女の質は全く違う。同じように鍛えても男の方が力が強くなるように、男女平等とか言うても何から何まで同じにはならんのです。だから昔は女性が生み育て、男性が狩りに出ていたんです。それはそれぞれの質に合わせていただけで差別だとかそんな話ではない」と言っていた。

          2024.6.21 女性性とGAMAN

          つぐない

           山田詠美さんの「つぐない」という小説を読んだ。小説は若い母親が幼い兄妹をマンションに置き去りにして餓死させた実際の事件を元に描かれていた。母の母(祖母)は祖父から家庭内暴力を受け、祖父の死後は家庭のある男性の内縁の妻になった。母は祖母の内縁の夫から性的虐待を受けて育ち、スポーツマンの夫と結婚したが、3人の子を出産後に失踪する。残された娘はヤングケアラーとなるが父親は娘の置かれた状況に気づかない。娘は居場所を求めてふらふらと男友達と身体を重ねながら、初恋を知りふたりの子どもを

          2024.5.1 古くなった話

           天気の良い春の午後、お気に入りのカフェで10日違いの誕生日を持つ友人がコーヒーカップを片手に言った。 「旦那が言うにはな、私たちはもう年齢的に古いから父母会とかPTAとかからは一旦引いたほうがええんやて」 「それはあるかも」とプリンを口に運びながら妙に納得してしまった。  この春、末っ子が小学校へ入学した。11年前、長女の時には全く気にならなかったが、入学式に参列するする保護者は自分よりかなり年下に見えた。参観や公園で会うお母さんたちは皆若く綺麗で不安を口にくる姿すら好感が

          2024.5.1 古くなった話

          2024.4.24 月と身体

           どろりと音を立てながら下着に向かって流れ出た感触に、眉間に皺が寄り目を細めた。無意識に手が下腹部を触り、早朝からの痛みの原因を癒すように動く。  春土用は毎年数日間、お寺で坐禅会が開催される。今はまだ子育てに忙しく現地での参加ができないため、今年もオンラインで参禅している。今朝も5時に起き壁に向かって坐を組む。坐禅会も終わりに近い。5日目にもなると、最初は平気だった股関節周りに痛みを感じてじっとしていることが辛くなってきた。昨日の雨のせいか今朝は少し冷えてお腹が痛む。お腹

          2024.4.24 月と身体

          2024.4.16 塩が来た

           昼ごはんの献立を考えながらお米を研いでいるとインターホンが鳴った。タオルで手を拭き、慌てて玄関に向かう。個包を受け取り、ビリビリと手で紙袋の封を開けた。どこで仕入れたのか親友から塩が届いた。シンプルなパッケージに青いステッカーで商品名が書いてある。 「遠州 沖ちゃん塩」 遠州ってどこだろうと裏面を確認する。静岡だ。静岡の塩ははじめてで少しテンションが上がる。早速開封してパウダー状の塩を手のひらに乗せた。  なぜかわが家には塩が集まる。わたしは塩が好きで、旅行やらなんやらと

          2024.4.16 塩が来た