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混沌、突破、責任 In chaos,break it and take responsibility

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混沌、突破、責任 In chaos,break it and take responsibility

最近の記事

バタバタしない

ここは北海道ニセコ町、霊峰羊蹄山(ようていざん)を望む ニセコ町町役場の主催で、共同事業ラボ(視察とガイダンス)に当選して招かれた ガンの術後1週間で反対意見も多かったが、強行した 初めての試みとのことで、当局の気合いも高く、二泊三日の日程はタイト 痛み止めと睡眠薬を忘れて先行き危ぶまれたが、景観の圧倒的な威風と地元の歓待姿勢に不安は杞憂に終わった 新幹線開通も控え、移住熱も高いそうだが、移住が叶わない都会人も多いだろう 仕事と家庭、住宅ローンを抱え、短期視点でバ

    • 「どうぞ自分んちだと思って!」

      そうだ、亡きオフクロの決まり文句たったな。 友達を連れて帰ると、必ずこう言って麦茶を差し出した。 ここは、千葉県郊外、夫婦で有機農家を営む友人宅。奥さんが何度もこの台詞を繰り返した。 "農作業と自然食による治療と今後の事業展開への示唆を得る"ことが題目であり、今後も通うことでその目的は想定以上に充足されそうだ。詳細は別稿に譲りたい。 感激したのは、そのもてなし、いや歓待だ。僕が泊まったところで、農園に何の宣伝効果もメリットもない。 何の変哲もない築50年、こじんまり

      • Friends lift a friend up

        早大ラグビー同期会が数年ぶりに開催された。総勢26銘 出席できない僕にLINE電話でライブがつながり、施設に激励の寄せ書きと写真が送られてきた みんなで1人の友を救いたい 一人の大切な友の愚痴や嘆きを浄化できる存在でありたい もつ焼き"ホルモン"で、冷や酒あおったら、場末のスナックで歌おう 可愛いチーママとデュエットだ 今日は"北風祭"(早大ラグビー祭) 来年は行きたいな

        • さらばオリヒメ

          今日は七夕。 病院の短冊は、お父さん、お母さん、子ども、お兄ちゃん、お姉ちゃん、妹、おとうとの手術の成功、回復への祈りに溢れていた。 57年前の今日、僕は生まれた。「好きな人に一年に一度しか会えないのは可哀そう」との母の願いで出生日は一日ずらされた。 今日は面会禁止。それにしても、ずっと会っていない。 いつか、会おう 虹のエスカレーターに乗っていくよ

          復活するよ、悪いけど

          がん手術後5日目、リハビリ2日目。"全集中"で、1時間。 ほか、作業療法、付き添い歩行器歩行、足漕ぎ車椅子、食事では利き手で箸を使う。全てが訓練。 腫瘍内科、脳神経内科、物理療法(鍼治療)、めまい外来、ほか、全課東大病院への集約体制が再び整った。 今日、東京都から「障害者手帳」(1-A級)の認定が降りた。最重症等級のビハインドからの再出発だ。 全力を出したと思っても、またまだ走れるもの。限界突破で見えてくる風景を求めよう 事業再始動も心身の回復も、強気で動く 明日

          復活するよ、悪いけど

          「祈り」

          21年前、娘(当時1歳半)が心臓血管の病気で救急入院した。 幼い小さな左手を板で固定され、24時間点滴が始まった。 病院に泊まり込んで、仕事に通った。 オムツを変えていると "おとーなー(お父さん)"、高熱の中、僕を呼んでいる かわいそうで、かわいそうで 祈りとは、神との対話なのか、神仏への叫びかけなのか、清浄への手段なのか、心耳を澄ませば返ってくるのか まだわからない。 娘は、今、22歳。 はじける元気に、乾杯しよう

          「祈り」

          美しく聡明な女性(ひと)

          おば(81)が来院してくれた。写真は56年前の僕とおば。 亡父の親友、作家の倉本聰さんらに、「可愛い妹さん目的で、お宅に通った」と言わしめた。 若くして大病を患い、劇的で小説にしてもおかしくない苦労もされたが、明るく、聡明に、闘い克服してきた。 25年前、弟が気管切開に至る難病に倒れたとき、入院先に真っ先に駆けつけた。「信!これしかないの。使って」と握り締めた封筒を手渡された。 祈りと行動の人であり、お金の使い方もこのとき、この女性(ひと)に学んだ。 差し入れは、黒

          美しく聡明な女性(ひと)

          「兄弟だからサ」

          手術翌日、兄が来た。「迷った。広いなぁ」。 汗を拭い、水を飲んだ。 術後の経過や近況など、やりとりし(定年して決して楽ではない経済も嘆き)、兄は、時計を見て、「あ、そろそろ時間だ」。 おもむろに、財布を取り出して、「これ。包もうかと思ったけど、裸のままでいいだろ。兄弟だから」。 「いいよ」、「いいから」。ファミレス会計前のおばさん達の押し問答状態。。 「だって兄弟だからサ」兄はまた、ボソっと呟いた。 弟のことを思い出した。

          「兄弟だからサ」

          手術終わりましたよー

          「?先生は?あ、声出るなぁ」(僕)、「はーい、ここです。悪いところ全部取りましたよ」(執刀の先生)、「迅速病理の結果は?」(僕)、「病室に戻ってから説明します。気分は?」(先生)、「お腹減りました」(僕)、「もう大丈夫だ」(周囲のスタッフたち)。 吐き出した唾は、まだ、血だらけだった。 手術、成功。 家族、親戚、友人、先輩、後輩、同僚ほか、みなさんの祈りが届きました。 ありがとうございました!

          手術終わりましたよー

          いずみはかせのけんきゅうじょ

          手術終わったら相談に行くよ(娘当時3歳からの招待状)

          いずみはかせのけんきゅうじょ

          人財?人材?

          我が意を得たり!と「人財」と書く経営者やコンサルタント、評論家があいかわらず多い。 白川静の著書(「字統」)に、"材とは木が天に向かってまっすぐに伸びるさま"、"財は、交換に使った貝殻"とあった。 人間は、交換の記号ではない。 いつまでも、人材でありたいし、人材を育てたい。 *写真は「森林キコリ研修」のキャンプを張った八ヶ岳の山林

          人財?人材?

          話のわかる兄貴分

          昭和58年、目黒線武蔵小山駅前、都立小山台高校土埃のグランド。 ディズニーランドの開園も知らず、ラグビー班のメンバーに、集合をかけた。 キャプテンとなり、チームづくりに気負っていた。 目標は、3年ぶりの関東大会出場。 貝塚コーチは、スクラムハーフ出身で、スキルが高く、セオリーにも詳しかった。 僕は僕で、Rugby Guide for Playersなどを読み込み、大学ラグビーを見学しては、新しいサインプレー、新しい練習方法をどんどん取り入れ、考案、提案していった。

          話のわかる兄貴分

          森林キコリ研修開発

          自然はまさに恵み。恵みのみ。神の恩寵。 鬱蒼とした樹々を縫って、熊笹に身を切られながら、未舗装の山道を登る。間伐作業で緊張の汗がしたたる。深く重なる樹々の緑と鳥のさえずりに包まれて、リモネン、テルペン、様々な薬効を持つ森林ガスを被曝して、筋肉と精神は止まっているが動いているという動的平衡に達する。 二日の作業で、森の寿命を延ばした分、森の二酸化炭素吸収量は拡大し、CO2排出権を獲得。 教室では、電卓を叩き、議論し、講義に集中。 最後の夜は禁酒解禁、男女入り乱れてどんち

          森林キコリ研修開発

          畏友清宮

          低迷早稲田の救世主、ヤマハラグビー日本一、日本ラグビー協会副会長、息子幸太郎の活躍など、いつも同期の話題の中心。 奥さん幸世さんとの結婚式。友人代表のスピーチは、人生で一番緊張した。 話ははずみ、二人ともニコニコと元気そう。 ホントに楽しいひとときでした!

          畏友清宮

          Joeからの推薦状

          ハーバードAMP留学 (日本人史上最年少)、Joe Ritchie氏からの推薦状発見。 「彼は交渉に強く、道徳心が高い」。へぇー、ホントかなぁ。 Joe Ritchie(https://joeritchiememorial.com)氏は、僕が参画したシカゴのプライペートエクイティの最大の出資者で稀代の起業家。 大型トラックCONVOYのドライバーから、CRT(Chicago Research&Trading)を創業し、シカゴ先物取引の標準システムを独力開発。巨万の富を築

          Joeからの推薦状

          精神的成長ゼロ

          小学校5,6年時代の大親友が夫婦で来院。卒業来の消息は、お互いほとんど知らない(彼は大工)。 行き来した家の風景、今はなき実家の魚屋、かわいい妹、泊まり込みで漫画を書いたこと。。 「久しぶりだから、ちょっと緊張したよ」と言いながら、鮮明すぎるむかし話とそれからのお互いの話しは弾んだ。 「生きてりゃ、いつでも会える。じゃまたな」(携帯番号を交換するの忘れた)。 精神的に全く成長していない二人のやりとりに、奥さんは笑顔で頷いていた🙂

          精神的成長ゼロ