見出し画像

#1957 学級経営の肝は教師の人間性

「学級経営」という言葉は、非常にあいまいである。

何をすれば「学級経営」と言えるのか、よくわからないのだ。

学級経営のテクニックに関する書籍は、山ほどある。

しかし、そのようなハウツー本を読んだとしても、学級経営を極めることはできないだろう。

だって、「学級経営」の明確な定義がないのだから。

そこで、私が考える「学級経営の肝」を述べていきたいと思う。

何が、「学級経営の是非」を左右するのか?

それは、担任教師の「あり方」「人間性」ではないだろうか。

「学級」という集団内には、「担任教師」という唯一の大人が存在する。

つまり、大人である担任教師は、必然的に集団内の「リーダー」となる。

これは疑いようのない事実であろう。

そのリーダーである担任教師の「あり方」「人間性」こそが、学級経営の是非を左右するのである。

教師の機嫌が悪ければ、暗い雰囲気の学級になる。

教師の機嫌が良ければ、明るい雰囲気の学級になる。

これは、経験のある教師であれば、思い当たるであろう。

教師が、子どもをコントロールしようとすれば、がんじがらめで閉塞感のある学級になる。

教師が、子どもの主体性を尊重しようとすれば、創造的で自治的な学級になる。

要は、学級経営に関する「テクニック」や「技術」が肝ではないのである。

肝は、そのテクニックや技術を発動させる教師自身の「あり方」「人間性」いわば「マインドセット」なのである。

そこが全てである。

その根っこの部分が揺らいでいれば、学級は不安定になる。

そこがしっかりと強固なものであれば、学級は安定するのだ。

磨くべきは、担任教師の「あり方」「人間性」「マインドセット」なのである。

いいなと思ったら応援しよう!