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#1915 認め+教え

大人は、子どもに対して正論をふりかざす。

平気で子どもの行為を否定し、自分の都合を押し付ける。

それが当たり前のスタンスになっている。

だからこそ、子どもは大人に反発し、何度言っても大人の言うことを聞かないのである。

そこで必要になるのが、「まずは部分的に承認する」ということだ。

子どもの気持ち・都合を慮り、子どもの部分的によい行動を承認するのだ。

中には、どうやっても「不適切」に見えて、どこを承認すればいいか分からない行動もある。

どこをどう切り取っても承認に値しないかもしれない。

しかし子どもは、何年か前までは、「何もできなかった赤ん坊」だったわけである。

それと比べれば、何らかの行動をとった時点で、「成長している」と承認することができる。

このように、一見「不適切行動」に見える行動であっても、部分的には承認できるはずなのだ。

まずは、子どもの行動を見取り、その行動を部分的に承認する。

これがファーストステップである。

すると、子どもは最初、面喰ってしまうだろう。

「大人に怒られる」と思っていたからである。

なので、自分の行動が承認されると、その後の大人の言葉が入りやすくなるのだ。

そこで、大人は「でも、ここはこうするといいよ」「こうした方がいいんだよ」と未学習な部分を教えるあげるのである。

これにより、子どもは大人の言葉を受け止めることができ、大切なことを学ぶことができる。

これがセカンドステップである。

以上のように、子どもの不適切行動を見たら、まずは部分的に承認し、その後で適切な行動を教えてあげるのである。

このような「認め+教え」という声かけで、子どもの不適切行動を直していくようにしたい。

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