#1941 教師という職業も悪くない
最近、従兄と久しぶりに再会し、話す機会があった。
年上の従兄は、知らぬ間に民間企業の経営者になっていた。
その従兄いわく、「出世するためには公務員ではなく、民間企業の方がよい」とのこと。
そりゃそうである。
教師である私たちは、出世しても「校長職」止まりである。
さらに公務員は、全体の奉仕者であるため、利潤を追い求めない。
出世したり、偉くなったり、金持ちになったりしたいのであれば、公務員は向いていないのである。
しかし、「教師」という職業には、民間で働く以上に価値のあるものがある。
それは「子供の成長の実感」である。
自分の施した教育により、目の前の子供たちが成長し、変化すると、何とも言えない感動に包まれる。
まさに「教師冥利につきる」のである。
私は経営者の従兄と話し、あることに気づいた。
それは、「自分は出世したり、偉くなったり、金持ちになったりしたいわけではない」ということだ。
確かに、その方が人生楽しくはなるだろう。
しかし、それ以上に、「子供の成長」は普通では得がたい喜びを得ることができるのである。
私はこれからも「教師」という立場に誇りをもって働いていきたい。
そして、「教師冥利につきる」ところまで、その道を極めていきたい。