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wataridori225
#310 精緻化
知識ははじめ、個別具体的なものである。
それが複数集まり、つながることでネットワーク化される。
知識と知識のつながり、構造化、ネットワーク化のことを「精緻化」と呼ぶ。
学校の授業では、子どもの知識の精緻化を促すことが必要である。
毎時間学ぶ知識は一つひとつ独立したものではなく、全て関連性があり、つながっていくものなのである。
それを明示的に教えたり、子どもが自ら気づけるように暗示的に指導することが重要である。
知識は精緻化されることで、別の場面、文脈でも活用・応用することができる。
これを学習の転移という。
しかし知識が精緻化しておらず、単体のままだと、その文脈でしか使えず、学習の転移は起きない。
やはり、これからの社会の担い手を育てるためには、知識の精緻化がキーであるのだ。
授業や単元をつくる際に、ぜひ意識したい。
では。