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#1949 自由シンド学習における横の進度と縦の深度

「自由進度学習」を組織すると、「デキる子ども」はひたすら学習を前に進めるようになる。

いわば、「横の進度」をつき進むようになる。

これでは、学習の深まりもなく、「ただ前に進むだけ」に終始してしまう。

そこで必要になるのが、「縦の深度」という尺度である。

学習には、以下の4つの段階がある。

➀知るレベル
②できるレベル
③説明できるレベル
④創造できるレベル

以下の記事でも紹介した通りだ。

子どもたちにも、この「縦の深度」を伝え、学習の深まりを意識してもらう。

そうすることで、次の学習に進もうとすることにブレーキをかけ、学習をより深めようとするだろう。

問題の解き方や原理を知る。

次は、実際に問題を解き、できるようになる。

そしたら、「他者に分かりやすく説明できる」までを目指す。

最後に、レポートにまとめたり、類似問題をつくったりする。

このような「縦の深度」を意識させ、学習を深める視点をもたせるのである。

「学習をただ前に進める」「できるレベルなのにAIドリルで習熟する」という子どもに育ててはいけない。

学習には、「横の進度」だけではなく、「縦の深度」もあることを教えるのである。

そして、子どもが「横の進度」と「縦の深度」を両方意識しながら、自由シンド学習を展開することが重要なのである。

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