#1881 機械に殺されず、機械を生かす
今の世の中は、ICT技術が進展し、「機械を使う教育」がデフォルトになってきている。
しかし、「ICT」「機械」「AI」などを活用することはよいが、それに殺されてはいけない。
機械を通したコミュニケーションばかりをしていれば、人の心が読めず共感できない人間に育ってしまう。
機械の画面ばかりを四六時中眺めていれば、機械に依存した人間に育ってしまう。
機械が出した答えを全て鵜呑みにしていれば、自分の頭で思考できない人間に育ってしまう。
このように、機械の活用を誤って続けていると、人間が機械に殺されてしまうのである。
今の超・情報化社会には、そのような悲惨な状態を生んでしまう危険性があるのだ。
それを防ぐためには、機械を上手に「活用する」ことが求められる。
問題解決のために、機械を必要に応じて「生かす」のである。
「機械ばかり…」「機械に依存…」「機械を鵜呑み…」ではなく、機械を生かしつつ、自分の頭で思考するのである。
その道でしか、「機械に殺されず、機械を生かす」ことはできないだろう。
「ICT」「機械」「AI」は今後ますます進化し、人間の問題解決や思考を代行してくれるようになる。
しかし、全てを機械に任せるのではなく、必要に応じて生かしつつ、自分で思考していくことが重要となる。
いつの時代でも、機械を生み出した「人間」こそが思考する必要があるのだ。