#211 具体に飛びつかない
私は記事を書くときに、「シンプルに」「抽象的に」を意識している。
この方が、毎日更新しやすい。
具体的に、詳しく書くと、文章が長くなってしまう。
正直、大変である。
読者からしたら、「抽象的な原理原則」よりも「具体例」を書いてもらいたいと思うだろう。
私が読者でもそう思うかもしれない。
しかし「具体例」にすぐ飛びつくのは危険である。
まずその具体例は、その人の実態に合わない可能性がある。
また具体例に飛びつく習慣がつくと、自分で考えなくなる。
いわゆる思考停止である。
そうではなく、抽象的な原理原則をおさえ、「自分だったらどうするか」を考えることが重要である。
つまり自力で思考して、具体例を探るのである。
これが教師に求めらえる思考力・判断力・表現力ではないだろうか。
すぐに具体例に飛びついていけない。
すぐに「正解っぽいもの」に飛びついていけない。
自分で試行錯誤する過程がものすごく大切なのである。
では。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?