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onashi24
#951 子どもは自分の分身ではなく、1人の人格をもった人間である
親であれば「自分の子ども」、教師であれば「教え子」がいる。
そのような子どもを、「自分の分身」「自分の一部」「自己実現の道具」と考えてはいけない。
※「自己実現の道具」という表現は、以下の記事を参考 ↓
#106 子どもは教師の自己実現の道具ではない|眼鏡先生|note
「自分が受けなかった教育を施したい」というのは、親や教師のエゴである。
「自分が求める教育を子どもも求めているだろう」というのは、親や教師の勘違いである。
子どもは親からすれば「自分の子ども」だし、教師からすれば「教え子」である。
しかしその前に、1人の人格をもった人間なのである。
その存在を尊重すべきなのである。
なので、大人の価値観を前面に出し、「子どもの思い」を無視する教育はあってはならないのだ。
子どもには、未熟ながら人格がある。
「こうなりたい」「こんな大人になりたい」という理想像がある。
そのような思いを尊重し、子どもがそこに行き着くのを、大人が支援していくのである。
ゴールを決めて、そこに向かって進む主体は「子ども自身」であり、「大人」ではない。
大人は、その支援をするだけなのである。
大人は、子どもの自立を支える立場なのである。
そのために、子どもを勇気づけていくのである。
子どもは勇気づけられることで、ゴールに向けて突き進むことができるのである。
この考え方を忘れず、「自分の子ども」も「教え子」も支えていくようにしたい。
では。