#1277 学級開き1か月で指導すること
学級経営において、最重要な時期は「4月」である。
この1か月を踏ん張ることで、残りの学級経営を安定させることができる。
では、学級開き1か月でどのようなことを指導すればよいのだろうか?
以下に私の意見を記す。
・命や人権にかかわるような言動は許されないこと
・人の話は最後まで聴くこと
・決められた時間を守ること
・先生の合図ではなく、日直が時計を見て仕事を進めること
・失敗をして成長していくということ
・靴をそろえて心を安定させるということ
・解答の正しい使い方と丸付け・直しにかかわること
・宿題と自主学習を区別すること
・先生に頼らず、自分たちで協力して生活していくということ
・上手な字ではなく、丁寧な字を書くということ
・当番はボランティア制度が基本であること
・学級をより楽しくするために係活動をするということ
・人の迷惑になる言動は慎むこと
・宿題忘れ、モノ忘れの対応は自分で判断すること
・学習や活動がはやくおわったら「貢献・こだわり・探究」をすること
・本を楽しんだり、集中したりするために読書をすること
・男女分け隔てなく交流すること
・ネガティブ発言をしないということ
・目的と手段の違い、事実と解釈の違いを知ること
など、かなり多くの指導事項がある。
これらの指導事項を一気に指導するのではなく、徐々に指導していく。
1日1項目が基本だ。
ときには複数項目、指導するときもある。
指導する時には、子どもたちに「納得感」をもってもらうことが重要だ。
上記のような指導事項をトップダウンで押し付けても、子どもたちには響かない。
納得してもらえるように、そして期待を込めて語ることがポイントとなる。
しかし、このような指導も、ゴールデンウイークを過ぎれば忘れてしまうことが多い。
そんなときは、再度指導していく。
学級が始まったばかりのこの時期に、重要な項目を指導することで、あとで楽をすることができるのだ。
子どもたちを「自走モード」にするために、上記の事項を指導していく。
上記の事項を理解し、意識することができれば、あとは授業を進めていくだけになるのである。
ぜひ実践していきたい。
では。