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#1788 自由をはき違えない

子どもたちは、学級において「自由」が保障されている。
 
私はそこまで「厳しい」教師ではないので、子どもたちは比較的、自分の「自由」の範囲を広く感じているだろう。
 
しかし、そのような与えられた「自由」を、はき違えてはいけない。
 
「自由」とは、他者の「自由」を侵害しない範囲においてのみ「自由」なのである。
 
つまり、相手の「自由」を奪ってまで、自分の「自由」を主張する「自由」は許されていないのである。
 
これを子どもに理解させることが肝となる。
 
学級において、子どもは「自由」に振る舞ってもよい。
 
しかし、その「自由」が他者の「自由」を損ねていた場合、教師はその子どもを注意しなければならない。
 
または、「あなたの自由は私の自由をうばっていたよ」という事実を、子ども同士で伝えさせることを意識しなければならない、
 
そうやって、互いの「自由」を尊重することの大切さを教えることが重要なのだ。
 
これを苫野一徳氏は「自由の相互承認」と呼んでいる。
 
ぜひ、この「自由の相互承認」の意味を理解させ、その感度を育むようにしていきたい。

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