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#1523 質問づくりのポイントまとめ

『たった一つを変えるだけ』という質問づくりに関する書籍を読んだ。

以下にそのポイントをまとめる。

・質問づくりに必要な力:①発散思考 ②収束思考 ③メタ認知思考

・質問づくりの段階
 ①質問の焦点を考える(教師)
 ②ルールを共有する
 ③質問をつくる
 ④質問を改善する
 ⑤質問に優先順位をつける
 ⑥次のステップ
 ⑦振り返り

・質問の焦点を考える
 (1)条件
 ①明確な焦点
 ②質問ではない
 ③刺激により新しい思考を誘発する
 ④教師の好みや偏見がない
 (2)流れ
 ①目的を明確にする
 ②アイデアをたくさん出す
 ③良い点と悪い点を出す
 ④4つの条件に照らし合わせ、ベストなものを選ぶ
 ⑤子どもが考える質問を想像する

・ルールを共有する
 ①できるだけたくさんの質問をする
 ②質問について話し合ったり、評価したり、答えたりしない
 ③質問は発言のとおりに書き出す
 ④意見や主張は疑問文に直す

・質問をつくる
 ①少人数グループに分ける
 ②質問の焦点を提示する
 ③質問づくりをはじめる(質問に番号を振りながら記録する)
 ④教師は子どもを見守ったり,ルールを守っているかチェックしたりする

・質問を改善する
 ①「閉じた質問」と「開いた質問」に分類する ※長所と短所の共有
 ②「閉じた質問」→「開いた質問」
  または「開いた質問」→「閉じた質問」に置き換える
  ※5W1Hの活用

・質問に優先順位をつける
 ①「次のステップで何をするのか」に沿いながら、質問を3つに絞る
 ②3つに絞った理由を考える
 ③グループごとに「3つの質問」と「理由」を発表する

・次のステップ
 ①授業や単元のはじめに使う
 ②授業や単元の途中で使う
 ③授業や単元の終末で使う

・振り返り
 ①知識レベルの変化についての振り返り
 ②感情レベルの影響についての振り返り
 ③行動レベルの変化についての振り返り
 ※個人レベル,グループレベル,クラスレベル→共有

・ポイント
 ①例を示さない
 ②ルールを思い出させる
 ③発言を評価しない

以上である。

質問づくりの実践に活用していきたい。

では。


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