#1449 個別と協働を明確に分けない
これまで私は「個別」と「協働」を明確に分けようとしてきた。
「個人思考」の時間には、一人で考えることを重視させ、他者と一言も話さないことを強制していた。
これは「個別」を強要していることになる。
さらに、「個人思考」の後には、ペアやグループで対話・交流する「協働」の時間を強制していた。
これは「協働」を強要していることになる。
しかし、「個人思考」の時間であっても、他者と話し合いたい子どももいる。
逆に、「協働」の時間であっても、一人でじっくりと思考したい子どももいる。
そんな多様な子どもの気持ちを無視し、教師が強制的に「個別」か「協働」かを強制してしまっていた。
けれども今の自分は、「個別」と「協働」を明確に分ける必要はないと考えている。
「個人思考」の時間であっても、他者と対話・交流したっていい。
「協働」の時間であっても、一人でじっくりと思考したっていい。
それが自然な学習の在り方である。
以上のように、「個別」と「協働」はゆるやかにつながるべきなのである。
それを教師が、無理やり強要するべきではないのだ。
肝に銘じておきたい。
では。
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