#1756 未体験だからこそ学べる、成長する
私は過去に下記のような記事を書いた。
この記事に書いた通り、私は「学級担任の持ち上がり」に対して、否定的な立場をとっている。
そのため、前年度末の学年・校務分掌希望で、学級の持ち上がりは希望せず、まだ経験したことのない「低学年」の担任を希望した。
その希望が通り、今年度は教師人生初の低学年の担任をしている。
もしも、私がそのままの学級を持ち上がっていたのなら、「やりたいこと」をやりたいようにやっていたはずである。
子どもたちも、私の実践には慣れている。
なので、スムーズについてこられるだろう。
しかし、過去の記事でも書いた通り、マンネリ化が起き、互いに「コンフォートゾーン」に浸かってしまうことが予想される。
こうなってしまっては、教師である私も、子どもたちも成長することができない。
それを防ぐためにも、未体験の領域である「低学年」を希望したわけである。
そんな私の期待?通りに、低学年の指導は「一筋縄ではいかない」ことがすぐにわかった。
言うことを聞かない。
話が通じない。
トラブルが絶えない。
うまくいかないことだらけである。
しかし、これで「よい」のである。
私はこの「苦労」「悩み」を求めていたのだ。
これは「コンフォートゾーン」ではない。
自分も子どもたちも、「成長できる期間」つまり「ストレッチゾーン」にいるのである。
この未体験の期間が、自分を教師として一回り大きく成長させてくれるのである。
この未体験の期間が、自分に様々な気づきと学びを与えてくれるのである。
ぬるま湯に浸かっている場合ではないのだ。
この「苦労」「悩み」を乗り越えた先にしか「成長」はないのである。
もっともっと、この「ストレッチゾーン」を楽しんでいきたい所存である。
「パニックゾーン」に行かない程度に・・・。