#626 学級内のリワイヤリング
学級には「仲良しグループ」「固定化したグループ」ができやすい。
それを放っておくと、インフォーマルな人間関係しか機能せず、学級内のネットワークが構築されない。
そのような固定的な学級集団では、創発的な話し合いや問題解決はなされないだろう。
そこで、教師が意図的にフォーマルな人間関係づくりを促す。
具体的には、班編成を工夫するのである。
男女混合の班にする。
一度同じ班になった同性の友達とは、同じ班にしない。
このような条件のもと、班編成をすることで、フォーマルな人間関係のネットワークが構築される。
これを「リワイヤリング」という。
このリワイヤリングを進めることで、創発型学級になっていき、話し合いや問題解決も創発的になるのである。
人間関係は固定化しやすい。
それは「その方が楽だから」である。
しかし、それでは「多様性」を生かすことができず、学級経営を充実させることはできない。
やはり、教師による班編成の工夫が必要なのである。
フォーマルな人間関係づくりを生かした実践をしていきたい。
では。