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#1948 流行ではなく不易を問う

教育界は、いつの時代も「流行ワード」に流される。

現代でいえば、「探究的な学び」「個別最適な学び」「自由進度学習」がトレンドであろう。

このような「流行ワード」に踊らされ、その方法だけをトレースしても本質的な学びは実現しない。

教師である私たちは、行政が発信するような「流行ワード」に踊らされるべきではないのだ。

もっと本質的な「不易」の部分にこそ、注目しなければならないのである。

では、教育や授業における「不易」とは何だろう?

それは、「授業を通して、子どもたち一人一人が『わかった』『できた』『愉しい』と思うこと」である。

それこそが、本質的な「不易」の部分なのである。

「授業」という営みを通して、子どもたち一人一人が、「わかった」と思えることが重要である。

子どもたち一人一人が、「できた」と実感することが重要である。

そして何よりも、子どもたち一人一人が、「愉しい」と思えることが重要なのである。

「探究的な学び」「個別最適な学び」「自由進度学習」などという手法は、そのための「手段」にすぎないのだ。

それにもかかわらず、上記のような「流行ワード」をトレースすることを「目的」にしてはいけない。

子どもたち一人一人の「わかった」「できた」「愉しい」を保障する授業を考え抜くことが、教師に求められる仕事なのである。

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