#1731 野球型とサッカー型の話し方
話し方には「野球型」と「サッカー型」があるように思う。
野球型は「発表型」と言うこともできる。
バッターが打席に立つように、話し手が舞台に立ち、一方的に話をすることになる。
そして、聞き手の反応や応答を、野手が守るように「受ける」ことになる。
教師という職業には、子どもたちの前に立ち、一方的に話をし、子どもの反応に応じると言う側面がある。
まさに「野球型」と言える。
一方で、サッカー型というものも存在する。
サッカー型は「やり取り型」と言うこともできる。
フィールドでサッカー選手がボールを追いながら攻守を変えていくように、その場で瞬時に判断し、双方向にやり取りをすることになる。
これを教師に当てはめると、授業以外の子どもとの「雑談」に相当する。
その場で瞬時に反応を考え、双方向的にコミュニケーションをすることになる。
まさに「サッカー型」と言える。
しかし、伝統的で画一的な一斉授業が「野球型」だとしたら、これを改革し、穏やかな「サッカー型」にしていくことが求められる。
教師が一方的に話をしていく時代は終わりを告げるのだ。
しかし、「野球型」の話し方が必要な場面もあるだろう。
要は、場面や目的に応じて、これらを使い分けることが大切であるということだ。
私は比較的「野球型」に特化している側面がある。
なので、もっと「サッカー型」の側面を鍛えていくようにしたい所存である。