#1680 見守る→問いかける→指導する
子供は未熟な存在である。
いくら学級目標や行動目標を設定しても、そんなことは忘れて、目の前に「楽しさ」に没頭してしまう。
自律できる子供がいたとしても、周りに流されたり、全体を動かすことができなかったりする。
そんな子供たちの「未熟な面」を見つけ、カッとなって叱ってしまうことがある。
しかし、これは早計である。
叱責したり、指導したりするにはまだ早いのだ。
物事には順番がある。
まずは「見守る」ことが重要だ。
時間があれば、何人かの子供が気づき、行動を改善するかもしれない。
なので、まずは様子を「見守る」ようにする。
指導したい気持ちをグっと堪えるのだ。
それでも改善されなければ、次は「問いかける」ようにする。
教師が質問することで、子供に「大切なこと」を気づかせるようにする。
大抵、この「問いかける」段階で、子供はハッと気づくはずである。
それでも、それでも改善されないときもある。
そんなときは、最終手段「指導する」を発動する。
このとき、頭ごなしに叱る必要はない。
教師が「残念である」という気持ちをIメッセージで伝える。
そうすると、子供たちの心に響く。
そして、「なぜいけないのか」「何が大切なのか」という意味・理由を伝える。
ここまでが「指導」である。
このように、子供たちが不適切で未熟な面を見せたときは、
➀見守る
②問いかける
③指導する(Iメッセージ+意味・理由)
という順番を意識するとよい。
何でもかんでも叱りつける「ガミガミ教師」にはなりたくないものである。
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