#1452 大人の言葉が子どもの脳をつくる
人間の脳では、様々な言語情報が蓄積されていく。
特に子どもの脳は、外界からインプットされた言語情報によって質が変わってくる。
インプットされた膨大な量の言語情報の中から、「特に大切なもの」「よく聞くもの」だけを刈り込み、それをもとに神経回路をつくっていく。
なので、「子どもを否定する言葉」を浴び続ければ、子どもの脳はそれを「重要なもの」と認識し、自分は「否定されるべき存在」であることを認識する。
これは逆も然りである。
したがって、大人の言葉の質が、子どもの脳の質を決定していくのである。
それを踏まえれば、大人は子どもに対する言葉かけに注意しなければならない。
曖昧な言葉を使わずに、論理的にフルセンテンスで伝える。
上から目線で評価するのではなく、承認する言葉をかける。
一方的に子どもの言葉を否定せず、オウム返しで傾聴する。
正論をぶつけず、どうしたいかを聞く。
このような言葉・態度が、子どもの脳をよりよくしていく。
大人から良質な言語情報をインプットすることで、子どもの脳はよりよく成長していくのである。
ぜひともこのことを忘れずに、子どもに言葉をかけていきたい。
では。