#605 「自ら」学ぶのが総合学習
教科学習は学ぶ内容が決まっている。
学習指導要領、教科書に明示されているのである。
一方、総合学習は学ぶ内容が決まっていない。
子どもたちが自ら課題を発見し、自ら調べ、自ら解決していくことになる。
まさに探究的な学習である。
それにもかかわらず、総合学習の学習内容が「教師によって」決められている学校が大半である。
これは果たして、「自ら」学んでいると言えるのだろうか?
教科書がないだけで、教師が用意した「見えない教科書」をもとに、授業を進めているようなものである。
これで「探究的な学習」などできるのか?
子どもの「主体性」など育つのか?
教師はもう一度、総合学習の意義を再認識しなければならない。
「自ら」学ぶのが総合学習のはずである。
学びの中心は「子どもたち」である。
それならば、総合学習の学ぶ内容は、子どもの思いからスタートすべきである。
がんじがらめにカリキュラムが決まっているのは、不自然なのである。
子ども中心の総合学習を構想していきたい。
では。