#236 援助希求力
人は生きていく上で,一人で生きていくことはできない。
何かしらの助けや支援を受けて,生きている。
完全に自給自足をできる人間はいない。
それにもかかわらず,「助けを求めることは恥ずかしいこと」であると思いこんでいる人がいる。
特に「子ども」はそうである。
しかし「助けを求めることは当然の行為」である。
まったく恥ずかしいことではない。
子どもにこのことを教えなければならない。
困ったときに,1人で思い悩んだり,思考停止になったりするのではなく,援助を求めるようにする。
この力を「援助希求力」と言う。
この力がないと,何でも1人で抱え込み,個人プレーに走ってしまう人間を生んでしまう。
しかし、人間は協働していかなければ,生きていくことはできない。
なので,適切なタイミングで,適切な相手に援助を求めるスキルを身につけさせたい。
これは教科書には載っていないことだが,生きていく上で学ばなければならない重要事項であると思う。
1人で解決できないときは,援助を求め,何とか切り抜ける「したたかな学力」が必要なのである。
現場に戻ったら,指導していきたい。
では。