#1283 挙手指名のデメリット~学級の序列化を防ぐ~
教師は「挙手指名」を多用してはいけない。
なぜなら、デメリットが存在するからだ。
以下にそのデメリットを列挙する。
・挙手指名をすると、深い思考を促すことができない。
・挙手指名をすると、頭の回転の速い子しか活躍できない
・挙手指名をすると、挙手する子どもが固定化する
・挙手指名をすると、挙手できない子どもの学習機会を奪う
・挙手指名をすると、学級の序列化が進んでしまう
このようなデメリットがある。
これらの問題点は、その関係性が複雑に絡み合い、学級をアンバランスな状態にしていく。
活躍する子どもが固定化し、活躍できない子どもがますます取り残されてしまう。
教師はそのような学級を意図的につくってはいけないのである。
では、どうするか?
挙手指名をやめるのである。
・発問した後に時間をたっぷりとる
・考えをノート等に書かせる
・ペアやグループで話し合う
・列指名や意図的指名をする
・ペアやグループでの話し合いを発表してもらう(発表者の固定化に注意)
このような工夫を多用することで、挙手指名から脱却し、学級の序列化を防ぐことができる。
ぜひとも、このことを意識して、発問+指名をしていきたい。
では。