#1767 小集団を解体しない
最近の古舘良純氏のSNSの投稿がとても共感できる内容だったので、noteに記録しておく。
要は「学級における小集団を無理に解体する必要はない」ということである。
教師は、学級内の特定の小集団がまとまって不適切行動をしていると、それを無理に解体しようとする。
学級を崩壊に導くような「芽」は早めに摘んでおかなければならない。
なので、そのような小集団を解体しようとしてしまう。
しかし、それはナンセンスなのである。
小集団ができているということは、その集団に「共感」や「居心地のよさ」が生まれているわけだ。
つまり、プラスの側面があるわけである。
それを無理に引き剥がそうとすると、子どもたちから反発を受けることになる。
それが、かえって学級崩壊の一因になってしまうことだってあり得る。
よって、教師がすべきことは、その小集団を解体することではない。
学級内で問題が起こっているのは、小集団内に生まれているパワーが「負の方向」に向かっているためである。
なので、その生まれているパワーを「正しい方向」に向かわせればよいのだ。
これにより、小集団を解体することなく、学級の問題を解決することができる。
そして、各小集団同士のパワーが重なり、望ましい相乗効果が生まれていくのである。
これからは、上記のことを念頭に置き、無理に小集団を破壊するような愚行はしないように気をつけていきたいものである。
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