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#1869 変わりゆく学校の未来
今回は、宮田純也氏が編著した『スクール・シフト2』からの学びを整理する。
・クラウド活用による授業の工夫
➀単元の設計を共有する
②子どもの多様性に応じた学びの手立てを準備する
③ワークシート等を一覧できるようにする
④相互参照・途中参照可能な状態にする
⑤チャットで子どもの同士の協働、教師の指導を促進する
⑥授業動画・学習動画を活用する
・一斉授業→「学校の授業とは、先生が『ここが大切』としたことを教わる場であり、自ら疑問を抱いて解決していく場ではない」と学んでしまう。
※「知りたい」「調べたい」と思ったときにすぐに検索することが重要。
・一人一人の子どもの学びに寄り添う「学びのSide by side」へ変革する。
※何でもかんでも指示をする「Face to faceの教育」はもう古い。
・子どもが自律的に学ぶとき、教師は子どもが適切に教科等の「見方・考え方」を働かせることができるように導き、寄り添っていく。
・教科等の目的達成のために、生成AIを有効活用する。
※AIの「不十分さ」をあえて活用する。
・生成AI活用においては、「より考えない、より安易に答えを求める」のではなく、「より思考し、より探究する」方向を意識する。
・協働学習(協働探究)の型
➀問題解決型探究
②立場表明型探究
③意味創造型探究
・教材と活動を決める際の「MAPの原理」
➀ミーニングフル:理解可能、おもしろい、有用
②オーセンティック:本物、真正
③パーソナル:自分事、興味・関心
・PBLのプロセスと評価の概要
(1)導入:診断的評価
➀ブレーンストーミング
②事前テスト
(2)展開:形成的評価(フィードバック)
①対話 ②振り返り
③コメント ④ルーブリック
(3)まとめ:総括的評価
①対話・コメント
②投票・評価シート
・探究における教師の役割:足場かけ
➀環境調整(時・場・物の準備)
②場づくり(中間報告会、振り返り)
③助言(対話・アドバイス)
④見取り(フィードバック、評価)
・ドライブマインドセット
➀とりあえずやってみる
②捉え直す、振り返る
③関わろうとする、交差する
④楽しもうとする
⑤鑑賞し合う、ありのままを見る
・自律分散型の授業における教師の役割
➀学習環境デザイン:学習の枠組み設計、必要なリソースの準備
②伴走的な支援:学習の方向性の提示、形成的評価に基づくフィードバック
③スキル・学習方略の指導:子どもの自律的学習を支えるための指導
・授業改善プロジェクト
➀自分の授業の問題を発見し、課題を設定する
②見通しをもち、改善のための取組を共有する
③日常の授業改善と研究授業
④振り返りと実践報告会
・授業研究会の流れ
➀授業者の自評
②情報端末による意見の一斉入力
③対話による改善のアイディア出し
④対話にするポイントの概念化
⑤対話による自分の授業の改善点
⑥全体の振り返り
・授業研究会で重視する「概念化」
➀事後研究会で出た複数の意見を分類・整理する
②応用可能な短い言葉に抽象化・概念化する
③概念化された言葉をもとに、自分の授業を省察したり、新しい実践を考えたりする
以上が書籍からの学びである。
これからの教育について思考する際に応用していきたい。