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#33セクシーボイスの方の悩み、「もっと通る声を出したい!」それ、可能です!

少ししゃがれ声の方って、とってもセクシーな声だと思いませんか?つい、そんな方には徳永英明さんの「こわれかけのRedio」を、リクエストしたくなります。

生え抜きショークラブ現役シンガー&ボイストレーナーの平山てりです。

しゃがれ声の方々の中にも、もともと生まれつきの方と、運動部の時に叫びすぎたとか、飲んだ時叫びすぎたとかで、あとから声がしゃがれてしまった方とおられます。
生まれつきの方は気にならないようですが、あとからしゃがれた方は、「声が出にくい」と感じて、もっと話しやすくしたいと思う方が多いのではないでしょうか?

そんな方に、1番に気をつけて頂きたいのは、声を出す時の姿勢です。問題は首の位置。顎が上がっていませんか?頭の重みで、体の前に来ていませんか?これを背骨の真上に乗せると意識して、少し顎を引くように立って、声をだしてみてください。これだけで、声帯への負担がグッと下がります。
それから2番目に呼吸です。これは、『#12 歌の悩みは圧力釜呼吸ですべて解決!』をお読みになってください。呼吸を改善すると、かなり楽になってきます。
3番目に大事なのは、声の響きを掴むことです。もっとも有効なのは、ハミングです。
口の奥(軟口蓋)にうずらの卵がある気持ちで、口の中を少し膨らめた「う」の口を作ってください。
唇は閉じて「m〜」と出してみましょう。裏声が出せれば、その音域が響きを掴みやすいです。裏声出せない場合は、地声で力が入らない程度の自然な高さでやってみてください。初めは声が出辛いと思われるはずです。声が前に出ると思うと、抜けません。唇がビリビリするのは、声が下に落ちているので、頭蓋骨にきれいに響いていません。
声は前ではなく、いつも上に上がっていくとイメージしてください。ハミングは、目と目の間あたりに声が集まるようにイメージしてください。そして、目からも音が出ていると思ってください👀。すると、広がっていた声が、集まってきます。
是非、録音してきいてみてください。広がっている声か、集まっている声かは、自分ではわかりにくいので、録音して比べてみましょう。『#15 【AとBの話】自分の本当の声は、自分には聞こえていない?』を参照ください。
mができたら、nでもやってみると声が抜けやすくて、やりやすいかもしれません。nの場合は、鼻の横を開くようにすると声が抜けると思います。マイクが口の前にあるので、どうしても、顔の前へ前へと声を出そうとしてしまうんですが、そんな時は喉に負担がかかって、なかなか響いてきませんので、それを1番気をつけてください。

質問などありましたらコメントください。お待ちしております😊

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