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AIの利用による、音声ファイル→議事録→要約

AIで議事録を作るなんて、当たり前にやっていますよね?
やったことない、という人は、今から私と一緒に体験しましょう。


監査法人で30年強、うち17年をパートナーとして勤めた「てりたま」です。
このnoteを開いていただき、ありがとうございます。

音声のテキストへの変換と言えば、iPhoneならSiriがやってくれますし、Zoom、Teams、YouTubeでも自動で字幕を付けてくれます。

「議事録の自動作成」もずいぶん前からありますよね。
ただ、個人的にはほとんど使ったことがありませんでした。
一度使ってみたいな、と思っていたら、ちょうどよい題材が。

先日、ちひろさんに企画いただき、Xでの出版記念スペースを開催しました。(すでに終了しています。ちひろさん、ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました)

「スペースは夜中にぐだぐだ話すもの」という認識しかなかったので、昼食時の開催に緊張しました。しかし、ちひろさんにうまくリードいただき、無事1時間のスペースを終えることができました。

これまでもスペースは自分でやったり、ゲストで出たりしてしましたが、録音はせず、その場限り。
今回は、ちひろさんに録音していただいていましたので、その音声を使うことができます。(ここからお聞きいただけます)


議事録の作成

さて、この音声ファイルを入手し、CLOVA NoteというLINEグループのウェブサービスで議事録を作成しました。
と言っても、ブラウザでCLOVA Noteを開け、音声ファイルをアップロードするだけで、あっという間に議事録が出来上がりました。

CLOVA Noteの画面

ちょうど表示されている部分を以下に抜粋します。

参加者2
それで、出版の機会いただいて、はい、うんうん。本は割と、別に会計士関係ない話ですけど、小さい時から1人っ子で、うん。で、うん、 こう、親によくこう、僕、ちっさい時に黙らせとくために本を与えられ、買い与えられてたんですよ。どっか行く時とかに、 これ静かに読んでなさいみたいな感じで。うんうん。それで、本が、それで、結構本が好きで、うん、小さい時から読んでて、で、本書く。こうなんだろうな、

参加者2
いや、ぜひ本書く人なるぞ。みたいな、そんな意気込みはなかったんですけど、いつか書けたら なんかすごくいいけど、そんなことない、できないだろうなっていうぐらいの感覚だったのが、 声かけていただいて、なんか本当にとんとん拍子でここまで来たっていうかぐらいですね。

参加者4
はい。

参加者1
なるほど、本が昔から好きだったんですね。

CLOVA Noteにより作成した議事録の一部

「参加者2」が私。
単なる文字起こしなので、効率の悪い話し方をしているのがそのまま文字になっています。
なお、一人で話しながら「うんうん」言っているようですが、これはちひろさんの相づちが入り込んでしまっているのだと思います。

また、二人で話しているはずが「参加者4」!? ちひろさんの声が3人の参加者として認識されています。

このような難はあるものの、テキスト(文字)にするまで一瞬でした。


要約の作成

テキストになればこっちのもの。
誤りがあっても、たどたどしくても、ChatGPTは理解してくれます。

CLOVA Noteが作った議事録をテキストファイルにして、ChatGPTにアップロードしました。

ChatGPTの画面

プロンプト(指示文)はこんな感じ。

添付ファイルは、ちひろさん(https://x.com/shiba_chihiro/)とてりたま(https://x.com/teritamadozo)とで実施したXスペースの議事録です。 参加者1から4までありますが、参加者2はてりたま、その他はちひろさんです。 この議事録の要約を作成してもらえませんか?

ChatGPTへのプロンプト

そして、できた要約(全文)がこちらです。

以下は、Xスペースでのちひろさんとてりたまさんの議事録の要約です:

てりたま先生に聞く!初出版の舞台裏

参加者:
- ちひろさん
- てりたまさん(参加者2)

概要:
1. 初出版の経験:
  - てりたまさんが初めて昼間のスペースを開催。
  - 本の発売日を迎え、Amazonランキング1位を獲得。
  - 出版社からのオファーがきっかけで執筆を開始。

2. 執筆の経緯:
  - 監査法人での経験をもとに、若手監査スタッフ向けの内容を中心に執筆。
  - 自身の経験やノートの人気が出版の動機に。

3. 執筆プロセス:
  - ノートをベースにした構成と目次作り。
  - 出版社とのやり取りを経て、修正案やコラムの追加。

4. 文章を書くコツ:
  - 監査法人でのメールやメモの経験が文章力の向上に寄与。
  - 相手の立場を考慮して文章を書くことが重要。

5. 本のメッセージ:
  - 若手監査スタッフに向けて、監査の意義やポジティブな側面を伝えたい。
  - 日本の若手にもっと元気に、活躍してほしいという思い。

6. 次回作について:
  - 現時点では具体的な計画はないが、需要があればマネージャー向けなども考えたい。

7. 日常業務との両立:
  - 監査法人のアドバイザーや外部監査役として活動。
  - 日常業務と執筆活動の両立の難しさを語る。

8. 監査法人での困難:
  - クライアントと監査チーム、品質管理部門の間に立つ難しさ。
  - 両者の意見の板挟みになることが多く、ストレスを感じる場面がある。

この要約は、議事録の主要なポイントをカバーしています。詳細な内容や具体的なエピソードについては、全文を参照してください。

ChatGPTの回答

実質的には「要約を作成せよ」だけの指示で、ちゃんとやってくれました。

なお、ChatGPTもAIだし、ファイルのアップロードもできるんだから、議事録の作成からできるのでは?と思われたかもしれません。
私もそう思ってやってみたのですが、音声ファイルをアップロードはできたもののそこから進まず、何度かやって断念しました。


おわりに

今回は、議事録を作り、その要約を作る、というテーマで、すでにやっている方にとっては「何年前の話してるの?」というレベルかもしれません。

最近になって、Perplexity、ClaudeなどChatGPT以外のAIも使いはじめました。新しもの好きということもありますが、バタバタして猫の手も借りたい、という切実な状況によるものです。
うまく使えるようになったら、皆さんにご報告したいと思っています。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この投稿へのご意見を下のコメント欄またはX/Twitter(@teritamadozo)でいただけると幸いです。
これからもおつきあいのほど、よろしくお願いいたします。

てりたま

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