
【はじめての出版❷】意気揚々と執筆スタート!したものの……
noteを週3回書き続けていますので、本なんてその延長線でしょう、と思っていました。
監査法人で30年強、うち17年をパートナーとして勤めた「てりたま」です。
このnoteを開いていただき、ありがとうございます。
先日、本を書いてます、とお伝えしたところ、多くの皆さまから励ましのポストやコメントをいただき、どうもありがとうございます🙇♂️
前回は本を書くことになった経緯が中心でした。
今回は、本の原稿を書きはじめたときのことをお話しします。
📖何はともあれタイトル
編集者Sさんいわく、書きはじめる前にタイトルを考えるのがよい、とのこと。
確かに、やみくもに書きはじめると、話がとっちらかって、まとまりのない本になりそうです。
迷走したときに本筋に戻してくれる、北極星のような存在があれば、心強い。
タイトルは、Sさんにいろいろ案を考えていただきました。
その中でビビッときたのが「会計士監査 現場の教科書」という案。
「教科書」なんて自分に書けるのか、という戸惑いがありました。
しかし、目指したいのは若手監査スタッフの皆さんにとって指針になるような本でしたので、できるだけ教科書にふさわしい内容になるようにがんばろう、と腹を決めました。
(なお、正式なタイトルは今も決まっていませんので、変わるかもしれません)
📖タイトルを念頭に、序文と目次
仮のタイトルが決まったら、本文の前に序文を書くことも編集者Sさんからの提案でした。
「本書の読み方・活かし方」という序文です。
タイトルを決めるのと同じように、「この本をどう読み、使っていただきたいのか」ということが明文化されていると、タイトルと同様に本文を書く際のガイドになる、という理由です。
プロジェクトを立ち上げたらまずはミッションを決める、というミッションフリークと言って過言でない私にとって、納得できる進め方でした。
そして、書きたい内容を思いつくまま箇条書きにし、再構成して目次案を作ります。
本の企画をいただいたときから、「あれを書いて、これを書いて、それから以前に書いた記事をアレンジして」などと構想していました。書きたいことがありすぎて困るのではないか、などと考えていました。
ところが、頭の中が空っぽになるまで書き出しましたが、目安であった200ページには到達しそうにありません。
このあたりから暗雲が立ち込めます……
📖週3回noteを書いてる私に、不可能なことなど……
私、2022年10月より週3回、noteを書き続けています。
「よく続けられますね」と言われますが、時間がない中でのテーマ出しや執筆に苦しむことはあっても、基本的に楽しく続けています。
出来はともかく書くことは続けてきて、一部は今回の本にも使えそうなので、スタート時点で大きな不安はありませんでした。
仮のタイトルを決め、序文を書き、目次案も不十分ながら作りました。
その構想に沿って、ワードで書きはじめます。
第1章は、「監査は誰のためのものか」「検査で怒られマスコミからたたかれるのが監査か」など、監査法人にいたときに部門内で発信し、noteにも書き、講演でも話した内容。
書きたいことは頭にあるので、すらすらと書けました。
📖真っ白なワードを前に固まる日々
ところが、第2章、第3章と進むにつれて、筆が遅くなります。
書きたいことはあるのに、言葉が出てこない。
あるいは、書きたいことはすぐに書けてしまって、コラムくらいの短い文章になってしまう。
そして、真っ白なワードを目の前に何も打てないようになりました。
原因はだいたい分かっています。
本来、書くのは苦ではないはずなんです。むしろ好きだと思います。
しかし、同時並行で続けていた週3回のnote執筆で、書きたいという意欲が十分に満たされてしまっていたのです。言い換えると、モチベーションが枯渇して、書けなくなってしまいました。
何も出てこないのでほかの作業をやったり、その日はあきらめたり、何でもいいからとにかくキーボードをたたいてみたり。
いやあ、本を書くたいへんさが身にしみて分かりました。
部屋にある、これまでに買った本を眺めていると、何冊も書いている著者や、毎年のように本を出している著者などがいらっしゃって、一層の尊敬の念がわきおこります。
それに引き換え、最初の一冊でこんなに苦労するとは……
おわりに
リアルタイムでお伝えしているように聞こえたかもしれませんが、実は苦戦していたのは2023年後半のことです。
それからどうなったか、次回で現在までキャッチアップしていきます。
「初めての出版」シリーズは、2週間に一度くらいのペースで書く予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この投稿へのご意見を下のコメント欄またはX/Twitter(@teritamadozo)でいただけると幸いです。
これからもおつきあいのほど、よろしくお願いいたします。
てりたま
