継続とは浸透と練度

なんの話?
昨年に出会った漫画家のかいちさん。

こんなnoteがある。

そして毎日女子を描き始めて
とうとう1年間描き切った。

ネタもそうだし、
その他にもこなすことはある訳だ
その中で描く時間を確保し
毎日女子というコンテンツを創った
天才である。

かいちさんは、
毎日女子の個展を開きたいと
いまクラファンに挑戦されている。

すごいエネルギーだ
そして感謝を忘れない

折り返し地点にきたクラファン

走り切れ!!

※リンクがうまく貼れなくて埋め込みました

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さて、ここからタイトルの本題

かいちさんの応援をしつつ
継続とは何かを考えてみた。

継続するのってめっちゃ難しい
なんで??

当たり前やん
継続さえできれば勝てる
と言う話



こち亀
みなさんご存知の方が多いと思います。

本作の特徴と言えば、
なにしろ「驚異的な継続力」

最も発行部数が多い漫画作品として
ギネス認定されてる。

ただ部数が多いだけでなく
40年間の週刊連載で、
一度足りとも休載したことがないとか。

まさに継続の鬼、狂気の域。

著者曰く、
単発でヒットを出したり、
瞬間最大風速で売上を作ったり、
実はそんなのは結構出来ると。

YouTubeを見ても実は、
100万回再生を超える大ヒット動画を
出している人って意外と多い。

全く無名の知らないYouTuberが
100万回再生の動画を持ってたり。

しかしそういった方でも、
ヒット作以外の動画はアベレージで
1万回再生を切っていたりするもの。

「単発のヒット」よりも
「継続して数字を取り続けること」の
方が圧倒的に難しい。

こち亀は40年間の中で
「大ヒット期」というのは
あまりない。

ドラゴンボールのような
派手さはないし、
スラムダンクのような
カタルシスもない。

HUNTER×HUNTERのような
特別な世界観もないし、
連載順位も中盤以下くらいが
多かった。

「巻頭カラーのこち亀」ってのは
そんなに多くなかったはず。

大勝利はないけど、大敗北もない。

中庸ではあるけれど、
しかし「継続」できる。

実はこれが一番強くて、一番難しい。

以前ある会社の社長に
こう教わった。

「てりやきさん、一時的に数十億円の売上を
作ることはやろうと思えば出来るんです。
経営者にとってそれよりも大事で
かつ難しいのは”会社を継続させること”なんですよ。」と。

まさにその通りで、
競争が前提であるビジネスの世界では
「継続させること」が最も難しい。

...また、逆に言えば
「継続できれば勝ち」なわけです。

継続とは浸透と練度

「継続」には浸透させる力がある。単純計算だけど、
100万回再生の動画を1本出すのと、
10万回再生の動画を10本出すのは
数字的には同じこと。

数字は小さくても積み重ねていけば
多くの人の目に触れることになる。

物事を世の中に浸透させようとする時、
「鬼滅の刃」の様に瞬間最大風速で
台風のように広めるのも
手段の一つではあるけど、

コンテンツにそこまでのパワーが
ない時は「継続」がベスト

継続してコンテンツを出し続けられれば、
単発での力は弱くても結果的に
世の中の多くの人にリーチできる。

「継続」には浸透させる力があるから。

こち亀の1話1話は平和で安定して、
特に波風も話題性もないけど、

連載順位は低くても
「毎週必ずジャンプに掲載されている
こと」で、
知らない人のいない漫画となった。


「継続」には練度がついてくる。

スポーツはやればやるほど上達する。
楽器は弾けば弾くほど上手くなる。
文章は書けば書くほど洗練されていく。


継続とはつまり練度。


数をこなさなければ、
どんなものも上達しない。
いくら頭の中でいろいろ考えても
結局はある程度の数をこなさなければ
上達しない。

一流の聴き手が一流の演奏家に
なるわけではないことと一緒。

1億枚のCDを聴いてコード進行も
ピアノのわずかなタッチの差も
理解できたとして、

その人は優れたピアニストになれるのか?


練度とは数。

知識や前提ももちろん必要だけど、
まずは数をこなさなければ
何事も成し得ない。

こち亀は40年間一度も休むことなく
毎週作品を出し続けることが
できたからこそ、

強烈なインパクトはなくとも
「読者に嫌われない作品」を
出し続けることができたのかも、
しれない。


「継続」は以上の様に
浸透させる力と練度を高める力を持つ。

だから「続けたもの勝ち」だ。

「続けられさえすれば勝てる」

では何故
「多くの人は続けられない」のか

それは、
「生き方に反することは続けられない」

それは継続しようとすることが
「生き方に反する」から。

人間はそんなに強い生き物じゃない。

嫌だ、苦手だ、辛い、

そんな風に思うことを
2年も3年も継続できるほど
タフじゃない。継続できることは、

・好きなこと
・将来「好きなこと」に繋がること
・好きな誰かのためになること
・将来「好きな誰かのためになること」に繋がること

このくらいしかない。

好きでもないし、意義も感じられない
ことを続けることはそもそも不可能。

だから皆継続できない。
継続さえすれば浸透も練度も
ついてくる未来が待っているのに、
皆挫折してしまう。

それは「好きじゃないから」。


そしてこの
「続けられること」を見つけるのが、
本当の意味での「仕事」だと思っている。


『こち亀』作者である秋本治さん、
ご存知の人も多いと思うけど、
悲壮感ゼロで(笑)

もちろん大変なこともおありだと
思うけど、彼は継続の秘訣を
まさにこう語っている。

40年間休まず
週刊連載を続けられた
最大の理由

「漫画を描くのが好き」
「“好きで好きでしょうがない”と
思えることを見つけるべき」


仕事とは
「好きなことを定義し、
それを継続できる様に設計すること」

好きなことは何なのか、
そしてそれをどのように扱うと
「社会のため」になるのか考えること。


1.好きなことを定義する
2.それが社会の役に立つ様に設計する
3.継続する

というフローでライフワークは
作っていくものだと。

「こち亀」を読んで腹抱えて
大笑いすることもそんなに無いけれど、
でも「つまらない話」もほとんどない。これって改めてスゴイことなんだなあと思う。


好きってなんだろうね。

また迷宮ラビリンスに
迷い込んだw

ちょっと長くなってしまったな
読んでくれてありがとうね

まったねー

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