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訪問介護のやりがい。

ヘルパー兼サ責だと、
わが社の場合、
ヘルパー業務を1日5~6件ほど行いながら、
その合間に、サ責の業務をこなす日々であり、
中々、ハードである。

ヘルパーの主な業務内容は、
ご利用者の方のご自宅に伺い、
掃除したり、洗濯したり、買物したり、調理したり、
おむつ交換したり、入浴の介助をしたり、薬をのんでもらったり…。

サ責(サービス提供責任者)の主な業務内容は、
契約・担当者会議への出席・アセスメント・訪問介護計画書の作成・モニタリング・実績報告・ケアマネさんとのやりとり・ご家族とのやりとり・ご利用者とのやりとり・ヘルパーさんとのやりとり…など。

職場のノートパソコンやスマホを使用し、
隙間時間を使い、車内で上記の事務処理やメール・電話などを行い、
効率よく働かないと、残業の嵐に巻き込まれる。

色々とストレスもかかり、結構大変なのだが、
僕は、ヘルパー兼サ責の働き方がとっても気に入っているし、
天職だとも思っている。

ヘルパー業務は、掃除したり、洗濯したり、調理したり、おむつ交換したり、入浴介助したり、と一見みると誰でもできるようなことなのだけど、そうではないと思っている。

なぜなら、ただ掃除や洗濯や買物をしているのではなく、
ご利用者の方が望まれている、ご自宅での生活が継続できるよう、
常にアンテナを張って、ご利用者の方の言動の変化や心身の状態・生活状況の変化などをみながら支援しており、必要時は関係機関に報告・連絡・相談をしているからである。

どんな変化があったのか?どこにどのような問題があるのか?どうすれば解決できるのか?できないのか?など、介護などの専門職でなければ感じ取る事は難しいと思う。

専門知識があり、アンテナを張ってサービスを提供している為、
ちょっとした言動の変化や心身の状態・生活状況の変化に気づくことができ、ご家族や担当のケアマネさんなどに報告することで、事故や病気の悪化などを事前に防ぎ、生活上の不具合を解消できる可能性が大きく、ご利用者の方が安心して自宅で生活できる事につながる。

そう、
ヘルパー兼サ責のやりがいは、ご家族の方もご利用者の方も、安心してご自宅で生活できるよう全力でサポートできる事である。

全力でサポートしていると、ご自宅での生活が限界に来たなとヘルパーが感じた時に、不思議と絶対に施設には入りたくないと言っていたご利用者の方も限界だと自覚され、自ら自宅を離れる決意をご自身でされることが多くある。

訪問介護の世界は、ほんとに不思議で面白い。そして、やりがいがある。

こんなに感謝される仕事は、なかなかないのではないかと思っている。

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