お坊さんのためのキャリアスクール「TERA WORK SCHOOL」を始めます
こんにちは。TERA WORK代表の水野です。この度TERA WORKは、お坊さんのキャリアスクール「TERA WORK SCHOOL」を始めます。
TERA WORKは
・人の「生き死に」に寄り添い、多様な働き方、生き方をサポートする
・現代におけるお寺の在り方を考え行動し続ける
をミッションに、お寺が介在することで人の「働く」時間をより良くすることから、一人ひとりが自分らしく「働く」「生きる」機会を作りたいと動いてきました。
同時に、2020年6月のTERA WORKの立ち上げ当初から、お寺を利用される方だけではなく、お坊さんはじめお寺に関わる方々自身が、どうありたいか、どう生きたいか。自身の「働き方」や「生き方」と向き合う場を作りたいと考えてきました。
お寺の今後や経営に課題を抱えるお寺関係者は少なくありません。
ですがこれからの時代、「これをすれば正解」というものはなく、お寺が何ができるのか、どういう役目を担うのか。仏教の本質を抽出しながら、各お寺の背景や文脈、加えて地域特性なども鑑みて、独寺のあり方を追求していく必要があります。
先々を見据え事業を起こす方もいれば、まちづくりに関わる方、檀家の方々との向き合い方を見つめ直す方など、お坊さんやお寺のあり方も多様で正解はありません。
答えがない挑戦をしていく上で、動き続けるのはとても大変です。だからこそ、私たちはまず「自分自身」がどうありたいのかを知り、主体的にお寺と向き合うことが重要だと捉えています。
お寺(WE)
地域や社会(SOCIAL)
を考える上で、改めて
私(I)
と向き合う。
TERA WORK SCHOOLでは、お寺や地域を支えていくお寺関係者の方々が、まずは“個”に戻れる時間を大事にしていきます。
また、TERA WORK SCHOOLは、宗派横断的に同じ課題感、同じ目線を共有できる仲間づくりの場としても機能します。
各寺の“答え”を見つけていく道のりは、終わりのないマラソンを走り続けるような作業です。疲れたり、時には抱えているものを投げ出したくなることも、きっとあります。
かく言う私も、2014年にお寺を継ぐことを決めて2017年にUターンしましたが、お寺ができることや役割を自分の中に落とし込めず「一旦お寺のこと考えるのやめよう」という時期もありました。
そんな時、思いを共にできる仲間の存在は大きな力になります。参加者同士が時には弱音を開示し、励ましあったり認め合いながら、時には仲間(他者)を通じて自分とも向き合いながら、各自(各寺)が動いていける。
TERA WORK、そしてTERA WORK SCHOOLが、個々が挑戦していくための「拠り所」となるといいなと思っています。
TERA WORKは、"お寺という空間の開放"を入り口に動き出した取り組みですが、お寺や地域、人を繋ぐこと、そして関わる方々が多様化することで広がる価値観や可能性を感じています。
TERA WORKに関わることで、利用いただく一般の方々も、お寺の方々も、チームメンバーも、スクールの講師の方々も、ご自身の生き方や働き方が、よりよく変化していく場として機能していくようなプラットフォームとして、引き続き育てていきます。
TERA WORK SCHOOLの本講座は11月開校(申し込み締め切りは10月17日)、本講座の体験会は8月からスタートしていきます。ご興味ある方はお気軽にご参加ください。
最後に、TERA WORKをともに育て、SCHOOL開講に尽力してくれたチームメンバー、快く参加を表明してくださった講師やメンターの皆さま、本当にありがとうございます。新しい視点や価値観に触れられること、精神的支えとなってくださること、日々感謝しています。
そしてこれからもよろしくお願いします!
TERA WORK代表 水野綾子
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?