あの日から、20年が経った。 2004年10月11日。妹が生まれた日。 初めて見た妹はドロドロだった。 腕なのか、足なのか、お腹なのかも分からない棒のようなモノを見た。 母親が産気づいた時には既に手遅れで病院へ行く間もなく、妹は自宅で生まれた。 家にいたのは父と3歳の私だけ。途中から駆けつけた叔母が救急車を呼んでくれたが、到着したのは生まれてから数十分経っていた。 何が起きるのか、起こっているのか全く状況把握ができない3歳2ヵ月の私に、父親の言葉は投げるように言葉を吐
起きたとき、 どこにいるのかわからなくなる 時間帯がわからなくなる 方角がわからなくなる 厄介だ。 見た夢をよく覚えている。鮮明に覚えているものをノートに記録した時期もあった。 そうすると寝ている時も起きている時も、ずーっと頭が動いている感覚になる。 寝ている時には少し異なる世界に毎度時空を越えることができるみたいで面白い。 先生。 半年ほど前に亡くなった先生に何度か会うこともできた。 先生は学校にいて、私を見つけてくれた。 全力疾走で駆けつけてハグしに行った。 その
「性加害問題」かぁ そういえば、叫んでるわ。あの頃の私が訴えている… 「お願い、これも性被害と言って・・・」 この時は身体的に被害があった訳ではないけど、精神的トラウマの側面を見れば、広義な性被害になるのかな。 ーーー マレーシアの田舎町のインターナショナルスクールに通っていた時のことです。幼稚園生から大学生まで、現地に住むマレーシア人やフィリピン人と留学生の韓国人・タイ人が主の町では大きな学校でした。日本人は私と妹弟以外はいませんでした。 中学生以上は同じ校舎で学び、私
坊主にしてから半年が経ち、順調すぎるほど順調に髪の毛は伸びている。(2、3ヶ月後は毎日刈りたい気分だったが我慢した) 今こそ嬉しそうに髪の毛長くなったね〜と言ってくれる母親だが、坊主にして実家へ帰った時の家族の反応は酷かった。 母親は私の姿を見るや否や、受け入れられないようだった。 「なんで切ったの??」「もうちょっと長くても良かったくない??」 「男にしか見えへんやん」「あり得へん・・・」 と私の返事を聞かず、遮り、散々言い放ち、 涙を流して怒鳴り、落ち着いたと思っ
2月末。千葉県のとある男性客しかいない床屋さんに行った。 入ってきた私を見るや否や、 びっくりした表情で 「女性のカットはしていないけど…」 と声をかけてくださった。 「丸刈りでもダメですか?」 私が答えると、 目をガン開きにしながら「え?!!」とすごい反応をされた。 この娘は何を言ってるんだ…と言わんばかりに。 それでも私は「お願いします」と頭を下げ、図々しく入った。 大丈夫?本当に切るの? お母さんには言ったの? 本当にいいの???切るよ?! いいの???本当に
「普段、農作業以外の暇な時間って何しているの?」 大学を休学し、KOTOWARI会津サマースクールで頂いた食材を提供してくださった会津美里町にある有機農家、自然農法「無」の会に今年の5月から滞在している私は、農園を訪ねに来た友人たちからよくこの質問をされます。そして私はその時、大体こう答えます。 「ボーッと、考え事してるかな。」 小さな頃から何かしら考え事をすることが好きで、会津にいるときも考え事をしていることは確かです。ただこの返事をする度に、常に考え事をしている訳で
どうもです。 去年の秋ごろからハマっている、面白い遊びをシェアしますね。 現実逃避するための「気」の遊ばせ方です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 電車で ガタン、ゴトン…ガタン、ゴトン…ガタン、ゴトン… ブレーキ、アナウンス、高校生の話し声、イヤホンからの音漏れ 眩しい光や広告・スマホからの情報、人の匂い、気になり出したら止まらない… 毎朝、統一された制服やスーツを着て収容される何とも息苦しい車両に紛れ込む私。 細い呼吸に意識を寄せる。 息を吐く時に、スー
ある大学の先生にお薦めしていただき、ステキな本に出会うことができました。 アスペルガー症候群の綾屋さんと脳性麻痺の熊谷さんというマイノリティの当事者として生きるお二人の文章が今の私にとてつもなく響いたので、心象スケッチと一緒に気づいたことをnoteに投稿します。 私は、バラバラ世の中にはたくさんの音が存在します。 家族の話し声、笑い声、鳥の鳴き声、虫の声、風の音、雲の音。 パソコンを打つ音、テレビの音、文字を書く音、料理をする音。 自転車・バイク・車・電車が通る音、ドア
しっくりくる文章を作れなくて、中々投稿ができていませんでした。 チクチクする言葉は怖いし、角ばった文章は優しくない。 自然体の文章を書きたかったけど、少なくとも私には作家さんのように文章を組み立てる能力がなかったのを思い出しました。 なので私の感性と思考をそのまま描いた「心象スケッチ」を辿りながら、解説を加えて(絵を言葉にすることはできる!)今年の夏を振り返ります。 今回は8月に参加したKOTOWARI会津サマースクールを中心に。 https://readyfor.jp/
どうもです。 初回も書きたいことが沢山あるとお伝えしましたが、 まさにその通りで投稿する順番を悩んでいます。 ですが、まずはやはり、私の考える・感じる上でのベースとなる「私の持つ第六感(のようなもの)」からお話しします。(特に、5感の処理の仕方について) 第六感や第七感という言葉自体は私も聞いたことがありますが、専門家でもなければそのテーマの本すら読んだことがないので今回の見出しに固執せずに読んでいただけると嬉しいです。(私の持つ感覚を言葉にして噛み砕こうと試みているだ
どうもです。 大学2年生の夏休みが始まりました。 私は考えることが大好きなのですが、最近は考える度に思考がアップデートされて毎日のように成長を感じています。(幸せ者です) あの時の私は、何を思って何を感じていたのだろうか。 文字にして残しておきたいと思ったので、noteを始めることにしました。 気候変動、社会運動、ジェンダー、教育(歴史・環境系)。 自分のこと、活動のこと、大切な人たちのこと。 価値観、感性、問題意識などなど。 綴りたい思いは沢山ありますが、 初回は