![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/111571205/rectangle_large_type_2_2bb2688275e6715c7cbe95488848e782.jpeg?width=1200)
ビッグプロジェクト完遂 pt.1
株式会社TOMOS companyのコーポレートサイトが出来上がりました!
皆さん、こんにちは。
月曜日担当の山中です。
ついに梅雨明けしましたね。
30℃だと、「今日はまだそんなに暑くない」みたいに少し暑さの感覚も変わってきましたね。人間はなんだかんだ、適応する動物ですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1690171870971-5ceRWtfooa.jpg?width=1200)
さて、今日は昨年末から約半年間かけて進めてきたプロジェクトについて書いてみたいと思います。
とはいえ、TERASにとっても過去最大の規模とサイズ感のプロダクト制作でしたので情報量が多い為、ある程度かいつまんだ内容になります。
このプロジェクトのクライアントさんは銀座に会社を構える、Miletos株式会社さんで、経費領域専門のAIソリューションを提供しているベンチャー企業さんです。
AIを駆使し先進的なサービスを提供する企業と、どこまでも手間がかかるアナログなモノづくりをしているTERASがご縁を通して繋がり、Miletosさんの社旗を作るためにフラッグプロジェクトを立ち上げました。
![](https://assets.st-note.com/img/1690172068152-867fbETHdB.jpg?width=1200)
MiletosさんはAIを利用し業務効率化を推し進める一方で、
「人間は人間にしかできない活動をすることで人がもつユニークさを発揮できる社会」でありたいという考えをお持ちで、そういった部分でTERASが目指す世界との共有点を感じていただけたようです。
このフラッグにおけるご要望は、国内外のEXPOに持っていける社を体現する旗であること。
具体的には、「フラッグ全体のカラーはMiletosさんのコーポレートカラーであるブルーを藍染のジャパンブルーで、中はハニカム構造でその中に多様性を刺し子で表現して欲しい」という内容でした。
そして、サイズは約2m × 2m。
壮大なプロジェクトでしたので、完成のイメージはしつつも、本当にイメージ通りに完成できるのか、不安を抱え続けた半年間でした。
まずはやるべきことを洗い出し、全体のスケジュールを立て、各担当と共有しながら進めていきました。
最初に取り組んだのは、藍染の染色先の選定でした。染色においても多様性を表現できればと、全国の藍染にまつわる方々11箇所にお願いをしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1690172309122-LM0b2IS4zW.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1690172309457-uiMw5czHxz.jpg?width=1200)
1:紺屋 纏祝堂 北海道
2:クラフト工房 La Mano 東京
3:紺屋のナミホ 愛知
4:紺屋晴天 AWAJI藍LAND project / おのころ藍 淡路島
5:in Between Blues 徳島
6:森山絣工房 藍森山 福岡
7:藍染工房 | 亞人 沖縄
8:藍百姓藍松 栃木
9:栃木県立白楊高校 服飾デザイン科 栃木
10:NPO法人 おりもんや 就労継続支援B型事業所 鳥取
11: nento 染色:社会福祉法人ひまわり園
依頼させていただいた皆さまはほとんどが初めてのやりとりだったのですが、快くご承諾いただき、素晴らしい藍色に染め上げていただきました。
特に地元の藍百姓 藍松さんには、ご自身が育てた藍の葉から作った蒅を使用してたくさんの生地を染めていただきました。そして、フラッグ制作において不安材料の一つだった羊毛のタッセルも見事に染め上げていただきました。羊毛は染色過程でアルカリ性によって素材が痛む可能性があり、とても難しい染色でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1690172377886-J3OknF6EqQ.jpg?width=1200)
3月くらいから各所から藍染の生地が戻り始め、そこから1枚ずつ裁断した生地をメンバーのみんなにそれぞれの好きな針目と糸で刺し進めてもらいました。
これもすごく大変な作業で、A4サイズの生地を合計90枚近く刺してもらいました。普段あまりお伝えできていない部分でもあるのですが、毎日刺し子しているメンバーの運針はどんどん早くなり、自分自身の針目も身につけ、その技術が積み重なり、日々成長をしているのです。
今回のプロジェクトも含め、外部の企業さんとのお仕事を進めていけているのも、メンバーの技術と経験があってこそだと実感しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1690172038766-pvbOkJvLXH.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1690172580152-hm8nD5vWpZ.jpg?width=1200)
ここから縫製などの作業に移っていくのですが、まだまだ長くなりそうなので、続きはまた次回にしたいと思います。
PR TIMESに掲載された記事もありますので、こちらもぜひご覧ください。
それでは、また。